(聖ビルジッタの「預言と啓示の書」第4巻/「天国と地獄と煉獄、教皇の書」第29章)
御母は、人を堕落させる悪魔がいると娘(聖ビルジッタ)に語られます
また、霊的な進歩を遅らせようとする悪魔や、断食するように誘惑する悪魔もいます
そうした悪魔に抵抗する方法について
御母が話されます
「あなたの周りにいる、これらの生き物はすべてあなたの霊的な敵、つまり悪魔です
縄のついた棒を持っているのは、あなた方が大罪を犯すことを望んでいる悪魔たちです
手にかぎ針を持っているのは、あなた方の神への奉仕の進歩を遅らせ、善を行なうのを躊躇させようと望んでいる悪魔たちです
投石器のようなトゲのついた器具を持っているのは、人間の欲望を刺激しようとする悪魔たちです
自分の能力を越えた善業をさせようと誘惑する悪魔たちです
それが断食であろうと、鞭打ちであろうと、祈りであろうと、苦行であろうと、お金を施すことであろうと、理不尽な方法でそれを行なわせようとします
これらの悪魔たちは人に害を与えることに熱心なので、あなたたちは神のみ心を痛めないようし、また更に神に祈らなければなりません
そうすれば、神さまはそうした残忍な(悪魔の)行為に抵抗するための助けを与えてくださるでしょう
そして彼らの脅威によって、あなたが害を受けることはないでしょう」