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ワクチン開発は「奇跡の偉業」でも 接種後もマスクは当分外せない理由  



 欧米で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。国内での一般人への接種開始は来年夏以降とみられる。だが、すぐ元の生活に戻れるわけではなさそうだ。

 
 英国で12月8日に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まったのを皮切りに、アメリカやカナダなどで次々とワクチンの接種が開始されている。


 英国では、最初の1週間で約13万8千人の医療従事者や高齢者が接種を受けた。

 接種が始まったのは米ファイザー社と独ビオンテック社が開発したワクチンだ。これ以外に、米国立保健研究所と共同で開発している米モデルナ社のものも近く米国で緊急使用が認められる。また、英オックスフォード大と開発している英アストラゼネカ社は英国政府に申請中で、早ければ年内に承認されるとみられている。

 緊急使用が承認される基になった臨床試験(治験)の中間報告によると、ファイザーとモデルナのワクチンは90%以上、アストラゼネカのワクチンは接種回数により異なるが平均70%の有効性があったとされる。

 ワクチンに詳しい石井健・東京大学医科学研究所教授は現状をこう評価する。

「新型コロナウイルスのパンデミックが始まった当初、1年以内にワクチン接種が始まるとは想像もしなかった。中間報告とは言え、これだけ有効なワクチンの接種が1年以内に始まったのは、これまでのワクチン開発の常識で考えると奇跡に近い。歴史に残る業績だと思う」

 米科学誌「サイエンス」は、今年の科学のブレークスルーの筆頭に新型コロナウイルスのワクチンを選んだ。

■効果解明されていない

 ただし、日本国内でワクチン接種が始まる時期は、まだ不明だ。

 日本政府は来年前半までに「全国民に提供できる数量のワクチンを確保する」としており、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカからワクチンの供給を受けることで合意している。しかし、接種が始まるのは、国内でワクチンが承認された後だ。

 緊急性の高い医薬品について通常よりも簡素化した手続きで出される「特例承認」の対象になるものの、申請には小規模でも国内における治験データが必要だ。ファイザーは18日、特例承認を申請したが、アストラゼネカはまだで、モデルナは治験もまだ始まっていない。審査には月単位の時間が必要と考えられている。

 承認が下りて接種が始まっても、まずは医療従事者や患者と接する保健所職員、検疫所職員、高齢者施設の職員、高齢者、持病のある人が優先的に接種を受ける。それ以外の人がワクチンを接種できるようになるのは、来年夏以降になるとみられる。

 しかも、石井教授はこう警告する。

「ワクチン接種が始まればすぐに元の生活に戻れるというわけではない。ワクチンの効果の中身や、効果の持続期間は、現時点ではまだよくわかっていない。当面は3密を避ける、屋内ではマスクを着用する、といった行動を続ける必要がある」

 ワクチンの効果は、▽感染を防ぐ▽感染しても症状が出るのを防ぐ▽重症化を防ぐ、という3種類が考えられる。各ワクチンが、どの効果を持っているのかはまだ詳しく解明されていない。もし症状が出るのを防いでも感染を防がないなら、無症状で本人も周囲も気がつかないまま、感染を広める人が増えることになるかもしれない。

 効果の持続期間も、治験開始から長くても半年ほどしか経っておらず、今後の経過観察を待たないとわからない。(科学ジャーナリスト・大岩ゆり)


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