最期に聴きたい曲

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こんばんは


先日、同好会で指導してくださっていた先生が亡くなられました。
ずっと腰の具合が悪くて、車の運転が出来なくて練習や演奏会に出られないのだと誰もが思っていただけに、突然の訃報に驚きました。

お通夜は家族葬だったのですが、同好会メンバーの中で、先生とは本当に長いお付き合いの方が一人だけ参列されました。祭壇には先生が愛用されていたクラリネットやサックスが飾られていたそうです。

先生の息子さんはプロのトロンボーン奏者で、『人は亡くなっても耳は聴こえていますから』と、お父さんに向けて演奏するとおっしゃっていたそうです。

最期にどんな曲を演奏されたのか。
お父さんに対してどんな想いでいらっしゃったのか。
きっとその想いが音と共に届いたと信じ、
心よりご冥福をお祈りします。


それから今日、テレビのアンビリバボーで、旦那さんが亡き奥さまを思い出してもらいたいと、法要の香典返しに、奥さまの好きだった宝塚歌劇団の「スミレの花咲く頃」が流れるオルゴールを用意してほしいと、依頼された店のご夫婦が奮闘されるエピソードを見ました。



私が最期の時に聴きたい曲って何だろう?
私を思い出してもらえる曲って何だろう?

スッと浮かんできたのは


『うたうたいのバラッド』






「最期の出棺の時に、うたうたいのバラッドを流してね」
息子に言いました。
「斎藤さんのちゃうで、テソン君のうたうたいやで、そこ間違ったらあかんで」
ご飯の最中に遺言を言われる息子。
突然重い事を言い出すおかんに、
「う?うんタラー」といちお返事はしてくれました。


まあ、多分息子の事だから、きっと忘れるだろうなと思うし、テソン君がもっといい曲と出会う可能性も充分にあるので、変わるかもしれません。

私にもきっと聴こえるであろう最期の曲を聞いて、懐かしく思い出してもらえる母でありたいなと思った秋の夜でした。