今日は,定例日程とは違うけど,
街角かがく倶楽部の講座でした。
2002年から続いてきた「街角かがく倶楽部・宇治」も
いろいろな事情があって,
今回を持って,無期限の休止になります。
今日の講座は,
〈心理学入門〉と〈「見える」をさぐる〉の2本立てでした。
講師は村西さん,今日の参加者は16人でした。
2つとも一度は受講した授業プランだったので,
内容はある程度知っているのですが,
それでも,久しぶりでとても新鮮に感じました。
〈心理学入門〉第2部と〈見えるをさぐる〉
〈心理学入門〉は第2部だけでしたが,
「りこうな馬・ハンス」の話題を初め,
人間の無意識の行動が影響する例を考えました。
くすりの効果を調べる「二重盲検法」は知っていましたが,
それは「クレバー・ハンス・エラー」を
しないためだということも分かりました。
授業をする村西さん。
犬のぬいぐるみも登場。
〈「見える」をさぐる〉では,
盲点の話や錯視の例をもとに,
「ものを見る」のは,目で光を受けているけど,
脳で映像を作り出していることを感じました。
講座に熱心に集中する参加者たち。
たくさんの実験を通じて,
ものを見ることの不思議を感じました。
錯視については,これまでも何度も体験しているのだけど,
それでも不思議ですね。
下の「チェッカーシャドー錯視」は,実際に知っていても,
ほんとに同じ濃さ・色には見えません。
「チェッカーシャドー錯視」の図。
首振りドラゴン。
いろいろな「実験」の資料を丁寧に準備してくれたので,
楽しみながら錯視図形にだまされていました。
これから「街角かがく倶楽部」が休止するのは残念ですが,
何度か講師もさせてもらってとても勉強になりました。
常連さんもちょっと残念がってくださって,
続けてきてよかったと思います。
(継続できる条件が整わなくて残念です。)