マクロボタン2
前回のワンタッチマクロに続いて、2列目のM5~M8を考えます。
 
2列目は、前回に引き続き、CQを出して応答があった場合の対応が主なのだが、前回のショートQSOよりは、多少ボリュームのある一般的なラバスタQSOを入れることにした。
 
とは言っても、ワンタッチ・マクロなので、内容の普遍性(八方美人的)が必要だろう。
 
CQにラバスタで応答する場合は、DX向けとJA向けでは異なるので、別々に分けてQSOを組立てた。
 

 
最初の「cbkD」ボタンは、Call Back for DXを意味する。
 
macro-cbkD
 
__RGR %c %c DE %m
%g TKS FOR CALL
UR %r-%r
MY NAME KAI KAI
QTH TOKYO OHTA-KU/TOKYO NR HANEDA AIP
GS PM95un PM95un
BTU %c DE %m KN_\
 
前回の「73S」同様、冒頭の「RGR」はRTTYでよく使われているが、Rogerの略。あいさつは平文のGOOD MORNING/AFTERNOON/EVENING形式の「%g」を使っている。
 
RST「%r」、OP Name、QTH、グリッドスケールを送る。グリッドスケールを送らない局も多い。薄字は、自局データに変換。
 
最終行の「BTU」は、Back to you(お返しします)の略語で、RTTYではよく使われている。ショートカットは「F6」にした。
 
>Keybouad-F6
 

 
次はJA局向けのコールバック「cbkJ」。
 
macro-cbkJ
 
__RGR %c %c DE %m
%g TKS FOR CALL
UR %r-%r
MY NAME KAI KAI
QTH OHOTA-KU OHOTA-KU/TOKYO
JCC-100111 100111
GL PM95un PM95un
BTU %c DE %m KN_\
 
前項の「cbkD」のマクロとほぼ同じだが、国内なのでQTHはシンプルに、JCC/JCGコードを付加した。薄字は、自局データに変換。
 
ショートカットは、Shiftキーを合わせて「Shift+F6」にした。
 
Keybouad-F6
 

 
次の「73L」は、前回のショートQSOに使う「73S」を、失礼にならない程度に文章を組立てた。
 
macro-73L
 
__RGR %c DEAR %n-SAN TKS FOR RTTY-QSO
MY QSL CARD SEND VIA BURO
HOPE TO SEE YOU AGAIN BEST 73
DE %m GL SK SK..._\
 
こぐ普通のファイナルだと思うが、ついでにQSLカードにも簡単にふれている。73を73/88にしない理由は前回も述べた。
 
ショートカットは、ショートQSOの「73S」と相互に使い分けるために「Shift+↑」にした。相手局の反応で、「73S」と「73L」を即座に選択できる。
 
Keybouad-Shift+↑
 

 
次はCWの「チョンチョン」みたいな「BYE」。
 
macro-BYE
 
__DR %n-SAN TU BYE-BYE..._\
 
大した意味はないが、「Bye-Bye」と送ってこられたら、何かを返さないと、間が悪い気もするので作っておいた。ショートカットは「F10」を使った。
 
Keybouad-F10
 

 
CQを出して、ショートカットを使えば一連の流れは以下の通り。
  1. CQ「」送出。
  2. 受信信号が聞こえたら「ESC」キーで、CQ送出を中断。
  3. 受信画面で相手コールを拾って「Call」に入れる。
  4. DX局ならcbkD「F6」でラバスタのコールバック。
  5. 相手がファイナルを送ってきたら73L「Shift+↑」。
  6. 相手が最後に「Bye-Bye」ならBYE「F10」で返答。
    1. コールがなければQRZ?「」かCQ「」送出。
    2. 受信画面で相手コールを拾って「Call」に入れる。
    3. 国内局はcbkJ「Shift+F6」でラバスタで応答。
    4. 相手がファイナルを送ってきたら73L「Shift+↑」。
    5. 相手が最後に「Bye-Bye」ならBYE「F10」で返答。
相手局がシンプルなファイナルだったら、73S「」で答えればスムーズでしょう。こんな感じでしょうか?
 

 
次回からは、CQを出している局へのコールに移る。
 
 
 
 
 
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