本日、金曜日の夜は430MHzFMでJH1AQG/永久爺さんがコントロールして、蒲クラ会のロールコールがある。
ところがパソコンからUSB経由で、PTT制御をすることは、意外と面倒で、専用のソフトウェアをプログラミンしなければならない。
つまり、パソコンのスタンバイ操作を仮想USBポート「Standard COM Port」のRTSに伝えて、リグにスタンバイを指示しなければならない。
そのためには、Silicon Labs Dual CP210xのドライバーに命令を送るソフトウェアが必要となる。C++で組もうと、VBで組もうと、すぐには間に合うはずがない。
仮想USBポート「Standard COM Port」を使う、アマチュア無線用のソフトウェアの多くには、このルーチンが組み込まれているが、単独での存在はないのでないか?
とっさの思い付きで、MMSSTVの送信スイッチを利用することを考えた。しかし、MMSSTVは、今回変調音声に使っている「スピーカー(USB Audio CODEC)」は、「ピロピロ」の送出で使っているので使えない。
そこでMMTTYであれば、キーイング信号だけの出力にすれば、変調音声信号に影響を与えることはない。
JE3HHT/森OMには甚だ失礼だとは存じますが、応急処置としてMMTTYを使わせて頂くことにした。
作者の森OMもまさかこんな使われ方をするとは、思いもよらないだろう。
まずメイン・メニューで「オプション」の中から、「設定画面」を開く。設定画面の「その他」のタグを選ぶ。
要するに「スピーカー(USB Audio CODEC)」に、音声の「ピコピコ」信号を出さないために、「サウンド」または「サウンド+COM-TxD(FSK)」ではなく「COM-TxD(FSK)」だけを選択する。
これで「スピーカー(USB Audio CODEC)」への信号は、音声のみになった。この時、RTTYのキーイング信号がFT-991に送られるが、リグ側が「RTTYモード」以外なら、キーイングされる心配もないだろう。
次にMMTTYのコントロール部分の「TX」または「TXOFF」のボタンをPTT代用品として使う訳だが、MMTTYの送信には、安全策として「PTTタイマー」が備わっている。
まあ他のモードでも、送信しっぱなし(当局も経験あり)は他局に迷惑をかけるのでこの安全策は当然だろう。
しかし、RTTYの場合だったら60秒(デフォルト)でも長すぎるぐらいだが、PHONEではもう少し長くしたい。
これはメインメニューの「オプション」から、「PTTタイマー」を選択すると変更ができる。
下画像の画面が出たら、自分の希望する設定時間を入力すれば良いだけだ。
当局は300(秒)に設定したが、少し長すぎたかな?
何とかロールコールには間に合いそうだが、プログラムの作者である、森OMには大変失礼しました。
そんな訳で、移動用PCもUSB接続を使って運用可能になりました。
このPPTだけのために、新たにMMTTYをダウンロードする方には、基本的なセットアップが必要なので向きません。MMTTYでRTTYにチャレンジされる方のツイデ的な方法です。
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