2012年9月に購入したIC-7200Mですが、主にCWで運用して120エンティティ(WKD)を稼ぐことができました。
 
IC-7200
ファンクション系の操作も手になじんでくると、ローコスト機のわりにDSP、DSSなどの基本性能の良さを実感していた。
 
当局のようなファンクション苦手な人種でも、丸三年使えば、おぼろげながら全般の性能が理解できたように感じることができた。
 
この処、無線を楽しむ時間が少なかったこともあり、今年(試作展示は去年)のハムフェアー2015でヤエス新機種のFT-991を知ることができた。カタログ・スペックや評判を聞く限り、辛口のアマチュアにも結構好評なようでした。
 

 
当局が「CWの神」と崇めるOMさんは、すでにFT-991を移動運用中心に使っていました。
 
FT-991-box
FT-991は、IC-7200にはない機能も揃っているようで、蒲KURA会OMさんのコネもあって、富士無線(秋葉原店)のバーゲンで新製品ながら「安い!」・・・衝動買いをしました。
 
地域クラブに参加していると、実に良いことが多い。OMさん、お付き合い有難うございました。
 
無線機に限らず、新製品は新しいテクノロジーが魅力な一方で、フィールドリレーションをメーカーが製品に反映して、ハードがこなれる期間を待つのが賢明だと当局は思っている。
 
今年の2月に新発売されて、ファームウェアも数回更新されたようで、おそらくハード面での修正も行われたのだろう・・・と思った次第です。
 

 
このFT-991の最大の魅力は、HFから430MHzまでオールモードだということで、430MHzのローカル・ラグチューや、V/UHFのコンテストでCW運用には50W出せるので申し分ない。今までIC-7200MはHFも50Wで物足りなかったので、100Wになることも嬉しい。
 
また最終的にDXのためには、何処かのダブル受信可能な200W機を手に入れたいと思っているので、その場合もV/UHF専用機と考えれば無駄にはならない。
 
FT-991のもう一つの魅力は、APF(オーティオ・ピーク・フィルター)です。
当局のようにノイズの多い地域で、長時間、帯域を絞ってCWを聴いているとIF段DSPで発生する高音域ノイズ(シャーという音)でホトホト疲れてしまう。
 
以前にbhiのDSPによる効果をOMさん宅で聞き試していたので、効果のほどは別としてFT-991のAPFが楽しみではあった。
 
FT-736 IC-351
壊れたままのFT-736(144/430/1200ALLMODE)に変わって、OMさんから拝借していたIC-351(430ALLMODE)+HL-63U(50Wリニア)を使っていたが、ここにFT-991を入れ替えた。
 

 
FT-991-set
 
電源別なので今までに比べて大変コンパクトで、思ったよりスンナリ納まった。V/UHF用の同軸が10Dなので、棚に乗らずに空中に浮いてしまう程だ。
まだマニュアルも読んでいないので取り合えず、電源投入を確認して変更申請を行うことにする。
 
このFT-991は、オートアンテナチューナーが内蔵しているので、バンドを移動するたびに行っていた手動チューナーの調整からも解放されそうだ。
 

 
無論、今回も直流電源線にトロイダルコアを入れました。FT-991に付属している電源線はプラス側(赤)とマイナス側(黒)が別々の単線になっているので、背面の配線がゴチャゴチャになりそうだと思ったのだが、リングコアを入れるには大変に良い結果となった。
 
PWR-CMF
 
アミドンFT-290-43という大口径のフェライトコアに各10ターンずつキャンセル巻きを行いまいました。この時、電源線が別々だとキャンセル巻きが楽にできることが解りました。
 
ヤエスさんはそこまで考えて電源線を選んだのかな?
 
リグ側に取付ける(コネクタ側)からの線を、テグスでコアに固定してから両方同時に巻き始めて、最後(電源側)をきつく締めて固定する。
 

 
さてマニュアルを片手に基本的な操作を覚えなければ・・・。
 
 
 
 
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