QSLカードは何時も届くのが楽しみで、当局はどんな郵便物より早く開封して中身を確かめる。口の悪いOMさんは「メンコ集め」と揶揄するが、個性あふれるレイアウト、配色、コメントなどは、各局のセンスや人柄がダイレクトに伝わってくる。

特に、雰囲気を醸し出す写真、知己に溢れるイラストは見ているだけでも楽しめる。

届いたカードを見ながらログに受領の記録をするとともに、当局はオペレータ名が不明な場合は記入して、移動地が不明だった局は移動先を記入し、グリッド・ロケータの記載のある場合は記録する。

最近はハムログを使っている局が多いので、整理簿を使っている人は少ないようだが、手書きログの人は受領を転記するのだろう。

コメントを読んで気になった点は、ログの備考欄に書いておいたり、使用したリグ、出力、アンテナなどを克明に書き取っておく人も多いようだ。

このQSLカードの保管は、靴箱、単行本収納ケース、JARLの収納ケースなど、人によって異なるだろうが、一般的にアルファベット順、時系列などに仕訳けするなど、様々に工夫した整理箱に入れて一件落着する。

このように、QSLカードの整理には相応の時間がかかるものだが、何かの切っ掛けで一旦溜まり出すと、お手上げ状態になってしまう。
丁度、部屋の掃除のようなもので、完ぺきに整理しようと思うと、気合を入れるあまり余計に怠りがちになってしまうのかも知れない。

当局は約半年間QRTしていたが、その間もQSLカードは届いていた。この未整理分の約400枚が見事に溜まっていた。QSOパーティーの翌日から、一念発起して丸2日半かけて昨夜ようやく終わった。

引き続き、遅れていたQSLカードの発行も急がなければ・・・QSO頂いた皆さんごめんなさい。

QSLカードは国内製と海外製ではサイズが異なるので、重なっているとわかりづらく、新たに2エンティティのCFMが確認できました。

皆さんも同じだろうが、整理箱を見ているとJAコールの局の多さに改めて驚かされる。1エリアでは、老い先短い(失礼)JAに続いてJHコール、JRコールとなっていた。

JARLとJAIAが旗を振って「産めや増やせや」で、養成講習会制度を導入し、次第に形骸化させた結果なのかもしれない。

無論その他プリフィックスでも、アクティビティを維持して頑張っている局も多く知っているが、整理箱のカードがすべてを物語っているようだ。

分布の成否に付いて「コールサインの再割り当て」などを言うのであれば、現在、開局中の局の従事者免許日を統計すれば、明明白白だろう。

目先の数字や利益が如何に空しいか・・・またまた超高額な「フラグシップ機を売らんが為」と思える2アマの講習会制などが囁かれているようだが、「墓穴を掘る」のもいい加減にして欲しいものだ。