丁度、アンテナをL型ウィンドムからVダイポール変えた先月末頃から、コンディションの変化もあったようで、7MHzでは未明から日の出までと、日没から2~3時間にEUやAFが聞こえています。
 
タイミングによっては、当局のVダイポールでもS=9オーバーになることも良くあります。当局では常時出ている最大の周辺ノイズは、水平系にすることで抑えることができましたが、断続的発生するノイズは相変わらずです。
 
人々が活動を始める午前7時過ぎから、日中は仕事と思われる産業ノイズ?が激しく、夕食が終わる午後8時頃までは、弱い信号は一瞬でノイズの中に消えてしまいます。
 
OMさんの話を伺うと、携帯電話の中継局から発生するノイズ、レーザー加工機から発生するノイズも、それぞれアマチュア・バンド内の数10KHzから100KHz程度の幅で発生するようです。また厄介なことに、中心周波数も移動します。
 
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当局の周囲の高いビルには、写真の通り携帯電話(データ通信など)中継局のアンテナが林立しています。改めて見上げてみると軽く10本以上はあります。それらが単独または相互干渉してノイズ(スプリアス)を発生させているようです。
 
拙宅では携帯電話が極めてつながりにくく、屋外に出て電話をしています。まったく皮肉なものです。
 
携帯電話の中継局から出るノイズは「ボコボコ」「ゴロゴロ」「ブーン」が連続する音だそうで、特徴として時間経過とともに中心周波数や帯域幅が刻々と変化します。電話回線が込み合うと発生するようです。
 
周辺には、金属加工、アクリル加工を行っている工場も多いので、レーザー加工機も数多く設置されていると思われます。レーザー加工機のノイズは高い音域のブザーのようで、「ブルル」「ビヨーン」と尾を引くような音だそうで、この音は一旦で始めると数分から数十分間は止まりません。
OMさんの話にはなかったが、高周波ミシンやワイヤカッターなども同じなのかもしれません。
 
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また当局周辺独特の現象ですが、多摩川を挟んで川崎側の河川敷に「ラジオ日本」の送信アンテナがある。このアンテナに近いために、第5次高調波が、7110KHzを中心に±6KHzに居座っています。
 
ただし、この高次高調波は季節や時間帯で変化して、バンドいっぱいで受信機に混変調を発生させたり、逆にほとんど聞こえないこともあります。
 
更にさらに、隣接する環状八号線を走り抜ける車両(特にバイク)から出るスパイク性ノイズの盛大なオマケが付きます。
 
折角、捉えた地球の反対から飛んでくる信号も、こうしたノイズで一瞬にして、まったく聞こえなくなります。コールバックを待っている間に発生すると、相手局にも迷惑をかけることになります。
 
従って、この季節はEUなどの開ける午前4時から7時前までに数局ぐらいGETするようにしています。
日曜日は、産業ノイズが減るため格好のチャンスになりますが、出ている局が多いために競争率が高く、結果は同じですか?