皆さんい内緒で、この数日間、すっかりハマっているものがあります。何しろ、面白すぎて寝る時間を忘れるぐらいで、最近は寝不足気味です。
1週間ほど前に、CWベテランOMさんとローカル・ラグチューを楽しんでいるときに、「Morse Runnerを知っている?」と聞かれて、知らなかったので詳しく伺いました。
そもそもCWで、「ランニング」は、CQを出して、次々にQSOをすることを言っているようですね。
OMさんによると、「カナダか何処かのアマチュ局が作ったソフトで、フリーウェアだからダウンロードしてみては・・・」、と言う訳で、早速下記URLからダウンロードしました。
まずAfreet Software, Inc.の次ののURLを開きます。
画面、右端の「I/O」という項目に「Downloads」というリックがありますので、これを開くとダウンロードできるソフトのリストが出てきます。
DX Atlas、SSTVなどのツールがありますが、目も繰れずに、
と書いたZipファイルをダウンロードします。
ダウンロードして解凍すれば一丁上がり! です。
対応OSは、Windows 95/98/ME/NT4/2000/XP となっていますが、当局ではWindow7で問題なく動いています。
インストールして、起動すると、下の画面が出てきます。これはWin7の画面です。
操作は、いたって簡単で、コンテストログだと思えば良いでしょう。
準備の設定としては、以下の通りです。
- フォーム画面の右上端に自局のコールサインを入れます。
- QSK をクリックしておくとフルブレークインで、送信中も符号を打つ合間に、相手局のシグナルが聞こえてきます。クリックをはずすと送信終了するまで、受信信号は聞こえません。
- CW Speed を選択します。初心者の当局は「15」WPMから始めました。
- その下は、CW Pitch で自局が送信するときの音程です。 コールしてくる局はゼロインとは限りませんので、当然バラつきがあります。
- RX Bandwidth は受信フィルターのようなもので、絞りすぎると離れて呼んでくる局は聞こえ辛くなり、逆に広くするとパイルでいっぱい呼ばれて取りづらくなります。・・でも面白い!
- Mon Level は送信の音量・・・モニター音で、受信音は変わりません。
- 次の Band Condition はお好みですが、当局は取りあえずQRN,QRM、QSBのチェックをはずしてあります。
- それと、Runボタンの右側にある「for」は運用時間で、30分はチョット長い気がしますので、最初は10分か15分ぐらいから始めると疲れません。
運用開始にあたって、メインメニューの「Run」またはフォーム内のRunボタンで以下の4つのモードから選びます。
Pile-up
Single Calls
WPX Competition
HST Competition
Single Calls
WPX Competition
HST Competition
今のところ、何処がどう違うのか、詳しくは解りませんが、そのまま「Run」ボタンを押すとゲーム開始です。
突然、HFを聞いているときと同じようなノイズがパソコンから聞こえてきます。早くも、黒地に緑色の時計がカウントを始めます。
このままだと、ただノイズが聞こえて時間が経過するだけで何も進みません。
まずマウスで「F1 CQ」ボタンを押すか、キーボードのファンクションキー「F1」を押すと、勝手にCQを出し始めなます。これもコンテストログのファンクションキーと同じような操作ですね。
Band Condition の Activity にもよるが、最初のCQから呼ばれることは少ないようで、何度かCQを出していると、突然彼方からコールが聞こえてきます。
画面下列左端の「Call」欄に、相手局のコールサインをキーボードで入力します。最初の内は、応えないと数回呼んでくれますので、その間に相手のコールを確認して、「F5<His>」を押すかファンクションキーの「F5」wp押すと、相手のコールを打ちます。
間違っていると応答してくれませんので、不確定な文字だけ「?」を付けるか、プリフィックスだけわかったら「JH1?」のようにCall欄に入れて、「F5 <His>」を押します。
または、Call欄に「JH1」だけ入れて「F5 <His>」、続けて「F7 ?」を押しても同じです。何もしないでただ受信だけしていると相手局はあきらめていなくなってしまいます。最低でも「F7 ?」を打てば再度、コールしてくれます。
コールサインが合っていれば「R」と打ってきてくるので、こちらからのRST+コンテストナンバーは自動で言ってくれますので、相手のRSTとコンテストナンバーをそれぞれ「RST」欄と「Nr」欄にキーボードで入力します。
最後にリターン・キーを押すと1局分が上欄のログに記録され、ログの右端に赤い文字が残らなければCFMです。
コールサインが間違いなく取れるようになると、コールサインうを入力してリターン・キーを押すだけで、相手のコールサインに続けてRST+コンテストナンバーを送ってくれます。次に相手から送ってきたコンテストナンバーを入力してリターンキーを押すとログになります。
実際のオペレーションでは、下の画面になります。これはAfreet Softwareの画像を転用したので、WinXPのフォームです。(自分の画像は恥ずかしくてだせません)
面白いのは、コンテストナンバーを打ち間違える局がいたり、QSOが始まっているのに延々と呼び続ける局がいたり、ノイズと言い、QRMと言い、まったくリアルで、自分が本当のコンテストに参加しているようです。QSBを加えると更にリアルになります。
また、パイルアップの中から、どの局を選ぶか? も面白い!
ファンクションキーの番号などは、当局の使っているコンテストログと異なるが、その他の操作はほとんど一緒と言うのも取りつきやすいのだろう。
キー操作に付いては、特にENTERは、状況によってさまざまに使えるようで、相手がいない時にCQを出す場合はENTERを押すとCQが出るなど・・・実際のQSOでは様々な使われた方があるようですので、実戦で確かめてください。
本物のQSOと決定的に違うのは、コールが一文字でも違うと応答して来ない、「JH1?」と打つとJH1以外の局は絶対に呼んでこない、などかな?・・・・つまりマナーが取っても良いと言うことですね。
普段はJAのコールばかり聞いているので、このソフトはワールドワイドなコールが次々飛び出してくる。まずはお試しあれ!
|