今回は照明編。


まずは手始めに、この映像から見てみよう。

http://www.youtube.com/watch?v=z7VlaX75Pak&feature=related


この映像は単なるTVアンテナの端子と蛍光灯の安定器そしてリチウムイオン電池。


この映像をUPした人は、TVアンテナ端子の何を不思議がっているのか今一つ分からないが、もし円筒状の物であればそれはフェライト。

フェライトはノイズを低減させる為に使われている物で、TVの電波信号を向上させる為の物である。


蛍光灯に関しても、何を不思議がっているのかは不明だが、写っているのはグローランプと安定器と蛍光管、そしてスイッチボックスと配線しかない。

このリチウムイオン電池に関しても、何が知りたいのか不明でだが「はがさないでください」と言う注意書きを写している所から察すると、そこに疑問を抱いているのかもしれない。


しかし、分解しても炭素材と金属と電解液しか入っていない。
注意書きは、危険防止の為の物。
リチウムイオン電池は使い方を誤ると発火や破裂したりし、分解すれば酸性物質が出て危険。


ちなみに、膨らんだリチウムイオン電池を持って来て「この中に盗聴器が仕込まれている」と言って来た人もいた。

その人の言い分では、電池の中に盗聴器を入れられたから膨らんでいる。

盗聴器として使われているから電池がすぐ切れると言っていた。

しかし、リチウムイオン電池は劣化すると膨らむ性質がある。

劣化して寿命を迎えているからすぐ切れるだけの話し。


これがその実際の電池。


探偵が見た心の問題-HI3F0382


写真では分かりにくいが、真ん中が若干膨らんでいる。




もう一つ同じ人が投稿した動画

http://www.youtube.com/watch?v=Uqwj5FgHnvc&feature=related



この映像から読み取れる事は、まず「音」は古くなった安定器の音である事、映像の縞模様はフリッカー(ちらつき現象)である事、そしてフリッカーの出ていない蛍光灯の映像は恐らくインバータータイプの蛍光器具である事である。


まずは、何故フリッカーの出ていない蛍光灯の映像が、インバータータイプと言えるのか?と言う所から説明して行こう。


それは、インバータータイプとする映像にフリッカーの縞模様が出ていないかである。


そもそもフリッカーの縞模様は何故写るのだろうか?

家庭用電源は交流電気を使っている。
交流電気は西日本では60Hz東日本では50Hzになっている。
これは、60Hzは1秒間に60回+と-が反転し、50Hzでは50回+と-が反転している訳だ。
その+と-が切り替わる時には、電気は流れていないのである。

単純考えれば、蛍光灯は60Hzでは1秒間に60回、50Hzでは明かりが消えている。
しかし、実際には蛍光灯は周波数の2倍の周期で点滅を繰り返している。
60Hz地域では120回、50Hz地域では100回になる。


それを撮影した場合、1/120~1/100秒よりも早いシャッタースピードで撮影すれば、点滅の瞬間を撮影してしまいまい、縞状に写り込む。

動画と言えど、シャッタースピードがあり、カメラのシャッタースピードをオートにして、蛍光灯の様な明るい物を写せばシャッタースピードは自動的に速くなり縞模様が写る事になる。
インバーター照明は、電流の周波数を5万~9万に上げているので縞模様が写らない。


こうした現象は、ブラウン管のTVモニターにもある。
ブラウン管は、画面の上から走査線が下に走り画像を変えている。
その画像を書き換える回数をリフレッシュレートと言い、1秒間の書き換えの回数を表している。
80Hzであれば1秒間に80回画面が書き換えられる訳だ。

ブラウン管のモニターを撮影する場合もシャッタースピードとの関係で、書き換えている最中の映像が写り、画面の半分だけ真っ黒に写ったりするが、液晶モニターは走査線が無いので効した現象は起こらない。


話しをYouTubeの蛍光灯の映像に戻そう。
次は、蛍光灯の安定器から出る音についてだ。


何故、古くなると安定器から音が出るのだろうか?

安定器の構造は、薄い鉄板がパラフィンを挟んで何枚も重ね、周囲をエナメル線で巻いてある。
古くなるとそのパラフィンが溶け出してしまう。

すると、鉄板同士が接触してしまう。

さてここからが音が出る本題だ。

鉄板の周囲をエナメル線が巻いてあると言う事は電磁石と同じ構造をしている訳だ。
でも、電磁石は音はしない。

では何故安定器だと音が出るのだろうか?


その秘密は、フリッカー現象で説明した交流電流にある。

交流電流は+と-が入れ替わる。
つまり、S極とN極も入れ替わる訳だ。

すると、高速で引かれる方向も変わる。
その時に、鉄板同士がこすれあって音が出る。


古くなった安定器から出る音の特徴は、点灯してから時間経過と共に音が大きくなる特徴があり、その様子も映像に写っているので、間違いなく安定器だろう。





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