本日 仕事で東京都の北区は滝野川に出かけました。

中山道を挟む、界隈です。

道は細く入り組んでいて細かく迷路のように折れ曲がっています。

住宅街なのですが、そこに血管のように商店街がつながっています。

一番大きいのは滝野川銀座です。これはどうやら旧中山道であるようです。

この商店街から枝分かれする小さな商店街があったり、いったん商店が尽きたと思っても、またさらに小さな商店街が現れたり、、、。

散歩好きの私にはたまらない町でした。

予定より少しだけ早く着いたので、ちょっとだけ歩いてみたのですが、毛細血管のような商店街に面白そうなお店があったりします。

とはいえ、末端の商店街ほど閉まっているお店が多くなります。

これは日本全国どこでも同じ現象なのでしょうね。

歩きながらどうしたらいいのかな、、、。

と思っていました。

こういう商店街のお店のほとんどは、おそらく戦前から続いているお店ですね。

みなさんお店の奥にご自宅があって、そこに住まわれていることが多いのですね。

どういうことかというと、子供が独立して後を継がなかったお店は、老夫婦でお店を切り盛りされるのですね。自分たちで何代目というお店を自分の代でつぶしたくはないので、体力が続く限りもうからなくても続けるのです。次第に休みがちになって、ついにはやっているのかどうかが、はっきりしないような感じになって、ついには閉店してしまうのですね。

そうなる前に、その商店街で店をやってもいいと思っている若い人に譲れないものか、、、。

自分の目が黒いうちは先祖代々の店を譲れない、という気持ちは痛いほどわかりますが、、、。

加えて、お店が老夫婦のご自宅を兼ねていることが一層ことを難しくするのでしょう。若い人が物件を購入するのは難しい。しかも売却代で老夫婦が余生を暮らす場所を確保できる金額となると一層ハードルは高いですね。

いや、どうしたらいいのかわかりませんが、ここを何とかしないと町の商店街の地盤沈下は続くのでしょう。

 

今日歩きながら考えたことです。