全米女子手テニスで日本の大坂なおみ選手が優勝を飾った。
日本人選手が4大大会で優勝するのは男女通じて初めてである。
 
これまで最もその高みに近づいたのは錦織圭で、2014年の全米で準優勝した。
この時の日本中の熱狂はすさまじく、日本テニス史に残るものであった。
錦織の快挙から20年前の1994年全豪で伊達公子がベスト4に進んだ。
伊達は世界ランキング4位にまで上り詰め、4大大会制覇も期待された。
結局グランドスラムはならなかったものの、96年には世界の女王であるシュティフィ・グラフをフェドカップで破り日本中が熱狂した。
この伊達の快挙は恐らくテニス人口を飛躍的に伸ばし、それが錦織世代につながっている。
錦織のグランドスラム準優勝、そして今回の大阪の優勝で、少年たちがテニスで世界の舞台に立つという意識につながったと思う。
 
Jリーグができ日本がワールドカップ初出場を現実的目標とした時に、メジャーリーグに一人の選手も輩出できないプロ野球は停滞し、野茂英雄がその殻を破ったことで、野球少年の目が世界に移った。
その頃、少年であった世代は当然のようにメジャーを視野に入れ野球を行っているだろう。
日本人が中々世界のトップに立てなかったテニスという競技が、今後スポーツで世界を目指したいという子供たちを飛躍的に増やすことは間違いないだろう。

※この記事は「イケタクのスポーツエキスパート」に掲載されています。