太陽は大事です。
しかし、そのサインが大事というよりも(もちろん大事なのですが、優先順位の問題)そのハウスが大事。
そしてさらに言うならもっと大事なのは、その太陽とどの天体がどのようなアスペクトを取っているのかが大事です。
例えば太陽がノーアスの人は、人から言われたことを素直に受け取っていれば、それがその人の太陽を育てていくことになります。
だけど太陽と天王星がアスペクトしている人は、人から言われたことを素直に受け取るだけではダメで、「なぜそう言われたのか?」などの納得、あるいは「そういうことか!」というある種のアハ体験(古)がないと受け取るものも受け取れません。
こうした違いを全く無視して、あなたは何座だからこう、と言ってしまうのは、エンタメ的には全く問題ないと思うのですが、鑑定のようなごくごく個人的なことを相談する場では少し言葉足らずというか。
太陽がなぜ大事なのかというと、その人そのもの、つまりはその人の人生を表すものだからです。
時間がたてば人生を進んでいくことにはなるのですが、そんな受け身な人生で良いのか?と考えたとき、あるいは中年の危機などでそうした疑問が出てきたときに、自分には何があるのだろう?今まで何をしてきたのだろう?と振り返ることになります。
その振り返りのほとんどは、月ではなく太陽のことを思うわけです。
月のことってかなり流動的なので、あまり覚えていないことが多い。
人生の課題としての感情を覚えている人はいても、その時の移り変わりをいちいちつぶさに観察できている人はそんなにいないと思います。なぜなら自分でもキャッチできていないことがあるからです。
怒りやすい人が、「どうして私は許せないのだろう?」というように感情について考えることはあると思いますが、ドラマを見て泣いて、「なぜ私はこれに感動したのだろう?」と考える人はあまりいないでしょう。
そしてその感動は、日々の感情を積み重ねていくうちにだんだん埋もれていきます。それが正しいあり方で、だからこそつらいことがあった時にも「時間薬」と言われるわけです。
しかし太陽の場合は、「あの時こういうことがあった」という事象として覚えていることが多いと思います。
入院したとか結婚したとか子供ができたとかその逆とか、いろいろと悩みがあって、それぞれの悩みに対して真面目に考えて、最終的な答えがどうあれ、その瞬間瞬間でその悩みに真正面から向き合うことがあったなら、それは人生に対して、つまりは太陽的なことに対して取り組んだということです。その時の感情よりも、その時どう考えたか?ということの方が記憶として残っているのではないでしょうか。
自分の太陽はどこのハウスから飛んできているのか?ということもまた、その人の人生を充実させるのに役立ちます。
つまり、獅子座のカスプがどこにあるか?ということですね。
私の場合は9ハウスにあるので、ライツが両方とも9ハウスに関連しているのです。
たまに「先生は頭がいいから」的なことを言ってもらえることがあるのですが、頭がいいというのはつまり、いろいろな方向にアンテナを立てているということを指しているのだろうと思います。どういう意図でそういわれているのか聞いていないので分かりませんが…。純粋に頭がいい、ということではなくて、いちいちに対して思考して、調べて、検証して、という手間を惜しんでいないからこのような評価をいただけているのかなと思います。
それが、人生をどのように動かしてくれているのかは、私はまだ人生を終えたわけではないので分かりません。
しかし、やはり知らないことを知るのは楽しいし、仕組みを知るのが面白いと感じます。
どういう理屈でそうなっているのか?という、まぁ一見するとめんどくさいことを知ると、その事象のからくりが分かるというか。だから「ゆっくり解説」みたいなものも、ジャンル問わず好んで見ます。ジャンル問わずですが、何かしらどこかでつながることがあるので、そのつながりを考えるのも楽しいんですよね。楽しいっていうのともちょっと違うんですが、天王星的何かを得られる感覚というか。
私の友人は8ハウスでインターセプトになる獅子座を持っているので、太陽があまり前面に出ることはないように見えますが、それでもやはり8ハウスの影響力はかなり大きくて、本人の意識下にどーんと横たわっている感じがします。でも、本人には多分言っても伝わらない。これは私の友人がまだ若いからで、縁起でもない話ではありますが、親御さんを亡くしたら分かるかもしれないと思っています。なので、もし獅子座がインターセプトになっている人は自分の太陽がどこから影響しているのか明確には分かりにくいと思いますが、それでもやはりそのハウスのことは太陽と関連づいていると考えて良いと思います。
その友人はおうちからの諸々の影響によって人生を切り開いてきているように見えますし、ものすごくギリギリではありますが10ハウスにあるので(見る人が見れば11ハウスと判断するかもしれませんが)、社会的に守られている部分がかなり大きいなと思います。
10ハウスに太陽がある人は「会社勤めが向いている」と言われがちですが、一概には言えないと思っています。
でも、一度はそういう体験をしておいた方がいいだろうとも思います。
そこに属した方が良いかどうかは、属してみないと分かりません。そうでない人生を歩んでいるのに、「そう」であった人生を想像することは難しいので、少しぐらいの回り道として経験することは何も無駄ではないと思います。
「こういう経験はしない方が良い」というものは一つもなくて、いくらそれが過酷であろうとも、それがつらいものであろうとも、そうした経験は必ず本人の糧になります。そしてその種類が多ければ多いほど、その人の幅が広くなるので相手への敬意も増すし、想像力も豊かになるというものです。
そうした想像力を必要としない星ももちろんあると思います。自分のことだけで精一杯、そして自分のことだけやっておけば良い星もあります。そういう立場の人、やりたくてもできない人もいますから、こうしたことは万人に当てはまる法則というものはありません。
自分はどのような人生を歩むのが理想的か、ということをまずは考えて、星を見て、根底にある願いと合致しているのか、ずれているのならなぜか、ということを考えてみると、人生がより充実していくのではないかと思います。
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