デジデリオラビリンス | 朔日草さんのブログ

デジデリオラビリンス

『デジデリオラビリンス~1464フィレンツェの遺言』
(著・森下典子 集英社)

1995年に出版されたノンフィクションです

現在は違う題名になっています


著者の森下典子さんが他人の前世がわかるという女性に会い
「あなたの前世は15世紀のデジデリオ・ダ・セッティニャーノというイタリアの彫刻家です」
と言われたことから、嘘か真実かを確かめるためにイタリアまで調べに行った実話です


スピリチュアルもヨーロッパも大好きな私にはドキドキとワクワクでたまらない本でした

偶然というには多すぎる一致から真実なのでは?という気持ちと疑いの気持ちが交錯しながら物語は進みます

著者のとても疑い深いところが読み手の気持ちを代弁しているようで、すんなりと世界に入れました


誰でも何かひとつくらいは理由もわからず好きなものってあると思います


著者の森下さんが何故かイタリアに惹かれるように、私はフランスが何故か大好きです

なかでも教会がとくに好きで、教会内にいると気持ちがとても落ち着き何時間でも居られる気がしてしまう

家系はおもいっきり仏教徒なので変な感じなのですが

フランスには一度だけ行ったことがあって、教会をいっぱい観て回りました

とある教会では、ラビリンスに立ったときに体がフワッと軽くなる不思議な体験をしました

その教会を描いた絵画が旅行後に働き始めた職場に飾ってあったという偶然も

前世があるとしたら、私は修道士または修道女あたりでしょうか


フランスに行く直前にアランの『幸福論』を読んでいたのですが、アランが一時期住んでいたルーアンを偶然にも訪れることになってビックリしました

アランに呼ばれたのかな?ってのは考えすぎですね(笑)



この世の中には科学では解明されていないことが沢山あります


『輪廻転生』


あるのか私にはわかりません

でも、あることにしておいたほうが良いことは沢山あると思います