5月8日

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昨日,鳩山総理と徳之島の3町長が会談した。

徳之島の3町長は明確に基地移転に反対を表明。鳩山総理が発言を聴く姿が何度も繰り返しマスメディアで報道された。

自治体と1国の長が直接話をする機会を得て,政府の要請を拒否する。基地移設反対が島民の総意と言うことが明確に伝わる。

そんな中,一部メディアでは基地移転賛成派の姿も写し出されていた。反対派の方々が徳之島の集会場のような場所で,大勢の方が基地反対のプラカードを持って,町長の基地移設反対表明に拍手を送るのに対して,私が見た賛成派の姿は2人。

映像的にも賛成派は圧倒的少数のような印象を受けた。
だが,これは本当なのか。

これだけ反対の民意が沸き上がっている中で,2人も賛成派の姿が映っていたことに,私はとても驚いた。反対の中「私は賛成だ」と言うのは,とても勇気がいることだ。

反対の声は挙げているが,実は賛成しているという人は相当数いるのではないかと感じている。ただ,反対派の声があまりにも強く,条件だけでも話し合ったらどうかという声をあげられず,反対の声に消えているのではないか。

なぜ私がそう書くのか。どんな物事にも賛成と反対がある。全員が一致団結して最初は賛成していても,しばらく時間が経てば反対の意見が出てきたり,反対の意見で一致団結していても,時間経過後に,賛成の意見が出てきたりする,ということはあることだ。

そこから一枚岩は切り崩されていく。そう書くと嫌な表現だが現実の社会ではよくある。これをお読みの皆さんの身の回りで,そんなことはないだろうか。

人数が少ない中でもあり得ることが,多人数ならばさらに可能性は高まる。徳之島の人口は3町合わせて約2万6千人だという。この中に賛成派として態度を明確にしている人が2名いる。

それならば,その影には数百名の賛成は確実にあるだろうと感じた。もし基地が来たら,高値で確実に土地が売れそうな地権者,工事担当者,さまざまな雇用・・・。

私はそれは当然だと感じる。残念ながら「自然を守れ」だけで人間は生きられない。

私も米国の基地が住んでいる町に来るということになったら,反対は確実にする。だが,その反面,自分の生活は守りたい。もしも,基地が来ることによって自分の生活がよりよくなったり,自分がさらによりよい立場に変わることがあるならば,そしてその約束が確実に果たされることとなったなら,反対から賛成に立場を転じるだろう。

いまでこそ鳩山総理叩きが一色のマスコミ報道である。だが,芸能人の報道でも,いままで友好的だったメディアが,芸能人の立場が多少変わった途端に,手のひらを返して冷たくなることがある。

基地移設反対派の動向をマスコミ報道が,いつしか基地移設反対派を叩くマスコミ報道に切り替わる可能性も考えながら,マスメディアを見た方がいいのではないかと考える。

ちょうど,昨日のことだったが「太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中。」を見た。

太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中。
http://www.ntv.co.jp/souri/index.html
※日本テレビ放送網株式会社

昔は面白いと思っていたが,いまはあまり面白いとは思っていない。

この番組でいままでどんな内容が取り上げられてきたのか。番組のホームページにあったもので,これは個人攻撃かな?と感じたものを,2つ拾い出してみた。

2010年1月15日放送分 出しゃばり過ぎなので小沢幹事長には議員辞職してもらいます
2010年1月29日放送分 小沢幹事長が起訴されたら、直ちに解散総選挙します

これとは別に民主党の名前が入っているものは下記の通り。

2009年9月11日放送分 新政権が赤字を出したら民主党全員に自腹で払ってもらいます
2009年10月16日放送分 借金をしないとできないのなら子ども手当は廃止 鳩山首相は辞職
2009年10月30日放送分 民主党の年金制度は不安なのでやめて新たな年金制度をつくります
2009年11月13日放送分 連立をやめて大臣は民主党議員だけにします
2010年4月16日放送分 結局どちらも頼りないので民主党と自民党を解散させます

かなり民主党を叩いているが,自民党はどうだったかというと,自民党の名前が入っているのは,2010年4月16日放送分のみ。扱いに大きな差があることが読み取れる。

植草 一秀さんのホームページに,官房機密費の扱いについて取り上げられていたブログが紹介されていた。

お笑いタレントは、何故、政治的発言を繰り返し、自民党を擁護するのか? その方が、お笑いよりカネになるからなのか(笑)。(写真はテリー伊藤。この男は典型的な自民党お雇いの工作員だな。)
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100503
※文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ

私は,5月6日に上杉 隆さんのダイヤモンド・オンラインの記事を断片的に紹介した。だが,次の記事を読んで,その記事そのものの信憑性を疑った方がいいのかと考え始めた。

マスコミと自民党、そして上杉隆は「米軍基地歓迎論」だったのか?
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100507
※文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ

(参考)私が読んだ上杉 隆さんのダイヤモンド・オンラインの記事
普天間迷走で、鳩山首相と平野長官に「退場」を求める十分な理由
http://diamond.jp/articles/-/8044
※ダイヤモンド・オンライン 週刊 上杉隆

最近放送されたテレビタックルで,麻生元首相が出演されていた。

2010年4月19日(月) 麻生太郎前総理がスタジオ緊急出演!!
http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/contents/konya/0226/
※株式会社テレビ朝日

この番組では麻生さんが首相であった時に取り組まれたことが,実はかなり良いことだった,という主旨で取り上げられていた。

私は麻生首相を嫌いではなかった。良いところもあったはずだ。だが,そのことは麻生さんが総理を勤めていた時に,もっと褒めていればいいことなのだ。

ところが,番組は当時,政治家の発言を面白く捉えたり,批判をしたりしていたのに「そうは言っていたが,あの時は良かった」という番組を見ていると「では当時放送していた番組は何だったのか」と見終わった後に,多少の違和感があった。

「昔は良かった」と,鳩山政権を振り返っては後悔が尽きなくなると感じる。だからこそ,この普天間基地移設問題で鳩山政権がなくなることがないよう,応援していきたいと考えている。