無意味な内閣改造 | JetClipper's Bar

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東京生まれですが、沖縄、多摩ニュータウン、横浜、尼崎、川崎を経て、三鷹市民になりました。

今日、内閣改造をするのがどうも規定路線になっている。改造の目的は前政権から引き継いだ閣僚を入れ替えることで福田カラーを明確にして支持率浮揚を図るということだそうだが、だったらもっと他にやるべきことがあるし、全体の国益を考えれば総辞職して解散に打って出るか、民主党に政権を渡して下野してしまうことだ。(もっとも民主党政権が国益にかなうか、という議論になるとこの選択肢はありえない。)

そもそも、福田氏は総理になるべき人間でも、政治家になるべき人間でもなかったと私は思っている。彼がまだましだったのは、官房長官としてとぼけた記者会見をして目くらましをしたこと位だろう。そもそも、彼は国家ビジョンもみえないし、どういう政策をしたいのかも良くわからない。自分は賢い、というプライドと父の七光り(それすら疑わしい)だけが彼を政治家として機能させてきたのではないだろうか。

たぶん、本当に安定した時代のショートリリーフや選挙管理内閣であれば彼は大過なく総理を務めることが出来ただろう。ところが、世界の変革期で、日本の将来も見えず、参議院を野党に取られている近年あまりなかった政治状況で、彼を担ぎ出したことは失敗だったといわざるを得ない。
確かに構造改革派が進めていた改革を止めたい抵抗勢力と改革派のふりをした抵抗勢力達は今までの政治家であまり豪腕ではない、その割に毛並みの良い人を担ぎ出せば元に戻るとでも考えていたのだろう。
ところが世の中はこの5年で想像以上に変化していた。今までの体制の矛盾も噴出してきた。そういう点では福田氏に同情したくなる向きもあるだろうが、そういうグローバルな視点がないまま総理総裁を引き受けたという時点で彼の見識は期待できないといっていいだろう。

しかも小泉氏・安倍氏という稀代のテレビ映りの良い、しかも言語明瞭な、ビジョンを語れる政治家の後だったのも不幸だろう。そういう政治に国民はなれてしまったし、それがなければ日本に投資資金すら集まらない時代なのだから。

サミットで支持率浮揚なんていっていたのに結局、それもならず、今回の内閣改造も失敗に終わる。
まずやるべきは、日本をどうしたいのか、その為にどういう税制、どういう統治機構、どういう議会が望ましいかというビジョンとアクションプランをきちんと立てるべきだ。その選択肢のなかに過去の良い時代にもどるというものはない。衰退化するか、何とか生き延びるか、世界の平均成長を超えるようにするか、それを真剣に語れない総理は要らない。改造よりも総辞職した方がよい。
(むしろ四条川原にさらし首にしろと言いたいくらいなのだが。)