京都府は既に角型(三位灯)が絶滅してしまいましたがまだ京都市内に包丁灯器が現存していました。
場所は昔近くに角型やお多福があった近くです。
包丁灯器がある交差点は主道が東西に片側2車線,従道が南北に2車線の道路で,従道側に包丁灯器が2基ありました。
まず交差点の全景を(西方面に)
それでは北側の包丁灯器から見ていただきましょう。
銘板(昭和46年11月製造)
ここの灯器の特徴として通常あるはずの下のアームが無いことです。筐体がFRP製であるためにアームが1本だけでよいと判断されたのだと思います。
続いて南側の包丁灯器を
後ろ側からの画像も
FRP製なのに錆止めが塗られていて所々赤いです...
銘板(昭和46年11月製造)
北側の灯器と同じです。
さてこれだけでも十分なネタなんですが主道にもネタがあるんです!!
この交差点は最初に全景の画像の通り,東西とも歩道側の電柱に三位灯が1基,停止線の上にも1基ずつあります。
本灯器は東西とも鉄板灯器(小糸工業製)です。
銘板(昭和56年7月製造)
さてここからです。
東側(西行き)の補助灯器はなんと京都では珍しくなった宇宙人ですー。
銘板は塗りつぶされていたので解読できませんでした。
続いて西側の補助灯器を見ていただきましょう。
普通の小糸D型と思われるでしょう。
それでは銘板を見ていただきましょう。
!?!?!?!?!?!?
日信銘板で且つ,縦型設置?????
それでは銘板のアップを
銘板(平成21年5月製造)
画質が悪く申し訳ないです。
まず警交仕規は1014号です。
次に製造番号がKから始まっています。日信の製造番号はYから始まるものばかりでしたが現在ではKから始まるものばかりになっています。いつから変わったのか気になります。
製造が2009年であることから恐らく日信としては電球式の灯器の製造を終了していて小糸からOEM供給を受けたのではないかと考えます。
というカオスな灯器があって,私としてはこちらの灯器が一番印象に残りました。
恐らく宇宙人が設置されていて,どこからか持ってきたこのカオスな縦型灯器の庇付け直した上で転用したと思われます。
おまけ
この交差点のに両隣の交差点にはVSSが設置されていました。
更新途中だったのか元々無かったであろう場所にポールを建てていました。
銘板(平成26年2月製造)
包丁灯器もどうなるのでしょうかね...
取材日:2014年4月20日
場所:京都府京都市
次回予告
製造番号の若い日信新型














