最近のオムロンの信号機の供給 | ジェットカーのブログ

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 今回はオムロンについて書いていこうと思います。


 オムロンは立石電機の頃から信号機メーカーの一つでしたが,灯器の製造自体は行わず三協高分子や京三製作所からのOEM供給でした。現在も制御器に関しては製造を続けているようですがオムロン株式会社ではなくオムロンソーシアルソリューションズ株式会社という関係会社が入札・製造を行っています。


 そして今回は大阪府の入札情報を元にオムロンソーシアルソリューションズ株式会社が落札した交差点に行ってみました。

大阪府の信号機に関する入札は,灯器・制御器の機器製作と機器設置という部門に分かれています。今回の入札の内容はLED灯器と制御器だったのでもしかするとオムロン銘板の灯器が見られるのではないかと思いました。


 先に結果を言うと信号電材の銘板でした。制御器はオムロンソーシアルソリューションズだったのですが...期待していただけにショックでした。しかしこれでオムロン銘板の灯器が今後生まれないことがはっきりしたので良かったといえば良かったのですが...

 実を言うと私の近所にも押しボタン式の信号機が新設されたのですが,そこもこの交差点と同じく電材銘板は灯器とオムロン銘板の制御器の組み合わせがありました。ただ入札情報に掲載されていたのが今回紹介する箕面の交差点しかないためこちらの交差点について書きます。


東方向の全体像




西方向の全体像




それでは灯器の画像を

まずは交差点の東側にある灯器から

視覚制限庇



銘板(2014年1月製造)






次に西側の灯器を

通常庇


銘板(2013年12月製造)




視覚制限庇



銘板(2014年1月製造)





歩行者用灯器


銘板(2013年12月製造)

10年ほど前までは「押しボタン式」の標識が内照式でしたが,最近では採用されていません。




押しボタン箱



銘板(2013年12月製造)





制御器



銘板(2014年2月製造)




 この交差点唯一のオムロン銘板です。三位灯や歩灯の製造に比べて遅いです。さらに通常庇の製造年月が視覚制限庇よりも古いことからオムロンで電材灯器をストックしているのではと考えます。


 三重県にはオムロンor立石電機の銘板が付いた樹脂製灯器がちらほら設置されているのでまた行く機会があったら撮影したいです。



日時 2014年4月16日

場所 大阪府箕面市


次回予告

 京都に残るFRP製包丁灯器