梅田の古灯器 その1 | ジェットカーのブログ

ジェットカーのブログ

~交通信号機メインのブログ~

京三宇宙人の設置が多い大阪府ですが,

小糸の包丁や包丁未遂がまだ残っていたりします。


あと忘れてはいけないのが日本信号の初代丸型です。

大阪府の信号機の話題であまり登場することもなく,今となっては設置数も多くない灯器。

昔は大阪でも御堂筋(特に難波交差点)でよく見られましたがLEDに更新されています。

二代目丸型は下手すると宇宙人よりも見かけるかもしれない灯器ですが初代となるとあまり見かけません。


この前梅田・豊崎周辺を信号機散策に出かけたところ4つの交差点で発見することができました。



まず一つ目の交差点。

場所はなんと大阪府警曽根崎警察署のすぐ近くです。

まずは画像を。



日信初代丸型@阪急東口

日本信号 初代丸型300mm

表面は昭和49年10月,裏面は昭和49年9月製造


日信初代丸型(250)@阪急東口
日本信号 初代丸型250mm

昭和48年9月製造


京三宇宙人(250)@阪急東口
京三製作所 初代丸型(通称:宇宙人)250mm

昭和48年4月製造


もともとは白塗装だった灯器をデザインアームに設置し直す時に黒塗装されています。

大阪市内では平成初期に電柱を地中化しデザインアームにした際に黒色に塗装して流用するということがほとんどでした。現在このような灯器はLED化が進んでいますが今回のように残っていることがあります。

この交差点は主道が日信初代丸型300mm(両面設置)が2基,従道は北側は日信初代丸型250mmで南側は宇宙人250mmでした。歩灯は平成になってから更新されたようでした。



二つ目の交差点。

場所は新御堂筋で交差点の中に1基だけ残っていました。

それでは画像を。



日信初代丸型アーム付き(300)@新御堂筋

高架下につき銘板の腐食が進んでおり解読不能でした。

アームはここ20年の間に更新されているようです。

また矢印灯器は共通丸型で,横にあるのと同じ時に更新されたようです。

これは難波方面のものですが,箕面方面は小糸の共通丸型と宇宙人の組み合わせでした。

こういう灯器の統一性の無さは大阪では良く見られるのです...




取材日時・場所  2014年2月3日 大阪市北区




次回予告

 梅田の古灯器 その2 ←もう梅田から少し離れてるんですけどねw




【追記】

2014年10月現在で曾根崎警察署横の交差点は全基日本信号の新型(ED1176A)に更新されています。

また時間があればこれについての記事も書こうと思いますが,とりあえずこちらで報告しました。