今回は静岡鉄道で活躍していた1000形有賀乙1008編成セットです。

 

パッケージ

久々に発売された静岡鉄道1000形の鉄コレ。実車はA3000形に統一され、引退してしまいました。

分散型クーラーと集中型クーラー(本製品・1008編成)の2種類が同時発売されました。

 

↓過去記事

 

商品情報

・2025年2月発売

・1箱6600円

・クモハ1008-クハ1508の2両セット

・アンテナ、ステッカー、動力化用台車枠が付属
メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-06R 18m級動力ユニットA

・走行パーツ  TT-04R 

・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16

実車情報

1973年に新製投入され、2024年まで活躍した通勤型車両です。

東急7200系をベースとした非貫通型車両で静岡鉄道初のオールステンレスカーとして登場しました。

当初は非冷房でしたが後年、編成ごとに集中型・分散型2種類の異なるクーラーを搭載され、帯色もデザインの異なるもの、車体全面広告ラッピング等を施され活躍していましたが、新型車両A3000形の登場により徐々に置き換えられ2024年に運用を終了しました。

2025年現在は熊本電鉄とえちぜん鉄道に譲渡された車両が活躍しています。

 

レビュー

新静岡寄り先頭車クモハ1008

クモハ1008

新静岡寄り先頭車です。パンタグラフが搭載された制御電動車です。

 

 

正面

大きな窓ガラスに青、オレンジ、緑の斜めのストライプがはいります。

車番(1008)と行き先(普通 新静岡↔新清水)は印刷済み。

7200系ベースですが前面は非貫通化され大型の窓が設置され、ヘッドライト、テールライトもユニット式ではなく車体に直接取り付けられています。

 

 

側面

主制御器、主抵抗器、CP、蓄電池箱が取り付けられています。

 

 

表記類

社名ロゴ、車番は印刷済み。

種別表示器は黒塗りで急行にする場合はステッカーを使用します。

 

妻面

ドア開閉時に使うゴングベルも左上の方にしっかり設置されています。Hゴムは塗装済み。

 

屋根

東急の物とは異なる形状の集中型クーラーが1基搭載されています。

1001~1008Fは集中型を改造により搭載し、、1009~1012Fは製造時から分散型クーラーが設置されたためパンタグラフも1008Fまでがひし形、1009F以降が下枠交差型と変わっています。

 

○新清水寄り先頭車クハ1508

クハ1508

新清水寄り先頭車クハ1508です。

 

正面

車番以外は一緒。

 

 

側面

表記類は印刷済み。こちらにはMGやタンク類がついています。

 

妻面

クーラー用配管が向かって左側に2本ひかれています。ゴングベルも向かって左上にモールド表現されています。

 

屋根

クーラー用配管が妻面に向かってモールド表現され、アンテナが妻面に成型されています。

 

入線

別パーツになっている信号炎管を取り付けました。

静岡鉄道1000形引退記念ということで製品化されました。集中型は持っていなかったので探しており、今回GETすることができました。

帯色の発色が良くなり妻面もHゴム塗装が施されたのはGOODでした。また、さよなら用HMパーツも付属しています。

青帯や緑帯など様々なデザインの帯が入った車両が走っておりましたが、製品化されることがなかったのが残念でした。また、前回発売された製品では妻面表記類、優先席表示の印刷表現やゴングベル部分が塗装されていましたが、今回はその表現がなかったのが残念。

今度は譲渡先での製品化がされたらうれしいですね。