次男の就活。

わかってはいましたが、

想定以上にかなり難航しています。



彼にはADD(注意欠如障害)だけでなく

SLD(限局性学習症)※もあり

(※LD=学習障害から名称変更されました)

文字や文章を書くことが苦手。



履歴書の下書きを毎回私に頼むため

韓国人夫がとうとう堪えきれずに



「そんな調子で就職なんてできる?

髪型だって遊び(人)みたいだし」



と次男に苦言を呈しました。



実は、

文字の読み書き問題以前に彼は

髪型がジャニーズ系だったりします。



二次障害でパニック障害も患っているため

自分のフェイスラインを見られることに

強い不安を感じるらしく

長めのヘアスタイルを崩せずにいました。



就活には不利なのは

火を見るより明らかです。



学校の教師からも切りなさいと言われて

そのつど気持ち程度切ってはみるものの

決してリクルート向きとは言えません。



なので

韓国人夫の苦言は

まったくもって当然なのでした。



それでも本人としては

精一杯やっているつもりのため

「遊びなんかじゃないですよ!」

と反撃し始める。



少々お酒が入っていた韓国人夫は

日頃ならグッとこらえるところを



「ADHD(注意欠如多動性障害)ならADHD、

ADDならADDと、

隠さず正直に言えばいいじゃない。

なんでお母さんに履歴書書かせてまで

無理して就職しようとしてるの?」

と苦言を重ねます。



つまり『普通枠』での就職は

君には難しいだろう、

障害者としての就労支援を受けて

就職すればいいんじゃないのか…

と韓国人夫は言いたい。



それは私も考えていたことで

次男にも話したことがあります。



でも

「絶対、それだけは嫌だ」というのです。



15歳という思春期のまっただ中に

はじめて自分がADDだと知って

ショックを受けて以来、

彼は定型発達=普通に見られることに

強いこだわりを持ってきました。



決めるのは最終的には本人。

(であるべきだと思います)



突き詰める韓国人夫。

引かない次男。



そこへ長男が割って出て

韓国人夫が寝静まるのを待ってから

長男、次男、私で話す機会を持ちました。



「お前、いいか。絶対に怒るなよ。」



そう釘を指してから

長男が次男に聞きます。



「俺にはまったくわからんちゃけどさ、

お前って何が出来て、何が出来んと?」



長男の正直な気持ちだったと思います。



それに次男が答えたのが

「字を書くのは本当に時間がかかる。

後は自分でもよくわからん。

甘えとるかもしれんとも思う。」



畳み掛けるようにさらに長男は

「お前さ、自立をどう考えとうと?」

と聞きます。



「おかんに毎朝起こしてもらったりさ、

それで自立できるん?」



滅多に口を出さない兄から言われ

次男はさすがに考えたようでした。



「どうしても(普通枠が)だめやったら

最終的な手段は考えとうよ。」



つまりは

「絶対に嫌だ」と否定していた就労支援も

実は視野の中に入れてる

という意味だと私たちは受けとめました。



それ以外にも

道はきっとあるに違いないのですが

今の自分の状況を把握していくことが

たぶん彼にはなにより大切で



私には出来なかった部分を

韓国人夫や長男が担ってくれたことに

感謝しています。



一対一では尖るだけの関係も

複数になると柔らかく受けとめることが

出来るのですね。



困難きわまる次男の就活ですが

彼のポテンシャルを生かしてくれる職場が

いつか見つかることを

ひたすら願う母なのでした。


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いよいよ雨の季節。





たまの晴れ間のお散歩には

紫外線対策をお忘れなく。



しかしいつも足元のUVケアを怠って

サンダル形に日焼けしてしまう私ですから

人のことは言えません あせる


皆様もどうかお気をつけて ウインク


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