久しぶりに読書

今年最初の本が苦労した割には

がっかりだったせいで、読書から離れていました

 

なのでまた得意分野で

火車 宮部みゆきさん

面白かった

 

 

 

心の動きや目線とかリアルでこまかいなーと

 

なのでテーマは自分の生活とかけ離れてる(と希望します)のに

とても順調にのめりこんで読みました

 

次も同じ作家さんで行こうと思います

 

 
そうそう
この中でどこかで聞いたことあった気がするけど
面白いと思った表現をメモしておきたい
 
 
蛇が命がけで脱皮するのは
『いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。
今度こそ、今度こそって、ってね』
 
別にいいのに、足なくても
立派に蛇なんだから
 
『だけど、蛇は思ってるの。足があるほうがいい。足があるほうが幸せだって。・・・
この世の中には、足は欲しいけど、脱皮に疲れてしまったり、怠け者だったり、脱皮の仕方を知らない蛇は、いっぱいいるわけよ。そういう蛇に、足があるように映る鏡を売りつける賢い蛇もいるというわけ。借金してもその鏡がほしいと思う蛇もいるんですよ』
 
投資詐欺犯罪に巻き込まれたり
甘い罠にとらわれたり
借金地獄にはまったりといった場合を表現してるようだけど
 
『借金しても』とか『売りつける』のところを置き換えると
実は日常の身の丈を超えようとして
無理する自分自身のことのような気がして
戒めに残しておきたいと思いました