Ovaltone 理想的な最強のブースター! "MERKAVA " | 山本安男 ~超速日誌~

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今回は優れた製品を世に送り出しているエフェクターブランド、Ovaltoneから発表されてまだ間もない新型ブースター"MERKAVA (メルカバ)"を色濃くみっちりとレポート!



このMERKAVAOvaltoneからアナウンスされたのが11月上旬、そして受注生産開始が12月の後半でしたので、これを手にしてガンガン使っているという方は、モニターとして一足早く試用段階に入ったごく一部のプロミュージシャンを除いて、まだほとんどいらっしゃらないでしょう。

かく言う僕も、一足先にこのMERKAVAを使わせて頂くこととなったうちの1人。

Ovaltoneのウェブサイトで公開されているMERKAVAを使用したデモンストレーション動画も演奏しております。
↓↓↓↓↓↓
http://ovaltone.net/products/driver/merkava/


というわけで、いち早くこの新型ブースターを現場で使用し始めた僕の、現段階でのインプレッションをお伝えしたいと思います。






このペダルの使用法はミュージシャン次第であらゆる可能性を秘めていますが、メインの使い方としては「後段の歪みをパワーアップさせる」という使い方でしょう。少なくとも、僕自身はそのような目的でこのMERKAVAを愛用しています。

メインの歪みサウンドを作っている機器(アンプのドライブチャンネル、またはディストーション・オーバードライブ・ペダルなど)の手前にこのMERKAVAを繋いで、必要な時にOnにするのです。

ちなみに僕が普段よく使用しているアンプは、最近多くのリハーサルスタジオやライブハウスで使われているスタンダードなチューブアンプ、Marshall JCM2000 DSL 100
使用ギターはフロントとリアにハムバッカー・ピックアップを搭載したESP Horizon-CTMです。

今回のサウンドレポートで基本になっているセッティングはギター → MERKAVA → アンプ という流れ。
また、アンプは歪みチャンネル(ウルトラ・ハイゲインのボタンは未使用)のゲインを12時ぐらいで、カラっとしたハードロックのバッキングにマッチする程度の歪み具合いにしています。


さてさて、まず全体的なこのペダルに対する感想ですが・・・

大げさ無しに、まさしくこれこそ自分が求める理想のゲインブースター!
良い歪みを求めているギタリストの気持ちを本当に分かってくれて製作されたのだなあと強く感じました。
その素晴らしいサウンドと使い勝手の良さ、バリエーションの豊富さは「ゲインコントロールにおける真のプロフェッショナル」という言葉が似合います。

その素晴らしさを、これからじっくりと解説させて頂きます。



というわけでコントロール部を見てみましょう。

【 GAIN 】 【 LEVEL 】 【TONE】 の3つのツマミと、3点ミニスイッチをそれぞれに搭載した【MODE】 【EDGE】で構成されています。



まずはこれらコントロールのそれぞれの機能、効果、働き方などを見ていきましょう。




【 GAIN 】

歪みの量をコントロールします。ここはどなたでも分かるところでしょう。

上げれば歪みが増し、下げれば歪みは減っていきます。


ちなみにこのツマミをゼロまで下げても、原音で設定した歪み量(MERKAVAを使用してない状態の音)を下回る事はありません。

飽くまでも原音の歪みに、+αな形で歪みを加えていきます。

さてその歪み方ですが、ただ単に歪み量が増えていくだけでなく、少しづつ音が太く厚くなっていくような動きを見せてくれます。

ローミッド辺りがとても自然に、音の内部から豊かになっていくようなイメージです。
それとともに、サウンド全体がザクザクとした攻撃的なものに変化していきます。

この、徐々に自然な太さ・厚みが加わってく感覚は、チューブアンプのボリュームを大きく上げていった時に生み出される、パワーアンプのドライブ感にちょっと似ているような気もします。

もちろんパワードライブとはまた別のものですが、そこを少し連想するようなエネルギーを感じます。

この変化が本当に自然で全く作為的なものを感じさないものでして、よく分からずに上げていっても「ん?何かいい感じになった! よく分からんけど何かいい感じになった!」ってな感じなんですよ。

「ドライブ感の付加とともに音全体が立体的になっていく」

そんな表現がピッタリかもしれません。




【 LEVEL 】

これは一般的には音量をコントロールするツマミです。

このMERKAVAは、クリーンサウンドのアンプの前段に繋げばローゲインなオーバードライブとしても使えるものなので、その時は単純に音量・・・音の大きさを調節するツマミとして機能します。

しかし、そもそもこのペダルは「ある程度歪んだアンプサウンドをさらにパワーアップさせる」という事を念頭に置き設計されたペダル。

いわば、「オーバードライブとして使う」方法は副産物だと僕は考えております。

というわけで、第一の目的である「歪んだ音」を対象にした場合 (もともとのアンプの歪み具合いにもよりますが)、この【LEVEL 】を上げても音量はほぼ変化しません。


ええっ!? じゃあなんの為にあるんだよ、そのツマミは!」


はい、このツマミは「歪み量」をコントロールします。


「はっ!? 歪み量のコントロールはさっきGAINだって言ったじゃん!」


はい、言いました。


しかしこの【LEVEL】は、先ほどお話した【GAIN】とはまた違う動き方・サウンドを生み出すのです。

【GAIN】が歪みとともに太さ・厚みが増していくのに対して、この【LEVEL】純粋な歪み量をコントロールするものなのです。

“純粋な歪み量”と言われても、中々イメージし辛いかもしれませんが・・・


例えば、【GAIN】を上げるとザクザク感と太さが加わっていき、原音にパワフルなキャラクターを与えてくれるのに対し、【LEVEL】は原音のキャラクターのまま素直に歪みが加わってくれるというような感じです。

決してブーミーにならず、クリアーに歪みを加えていってくれます。

【GAIN】がザクザク感や太さといったパワフルさの付加だとすると、【LEVEL】は原音の歪みに“リッチ感”や“スムーズさ”を付加してくれるような印象です。

ツマミを上げていくごとに、原音の歪みの密度が高くなっていき、音の粒子が繊細でリッチに変化していきます。

この自然さがこれまた見事なんです!

ツマミのどこかのポイントでガラッと変化することなく、非常にスムーズな変化を見せてくれます。

例えば、僕がメインで使用しているアンプJCM2000は、アンプ単体でガツンと歪ませようとすると音色に変化が見られ、少し細さを感じたり、音が詰まって出きってないような感触があり、プリアンプが限界を迎えたような状態になる傾向にあります。

ポジティブな変化であれば良いのですが、これはあまり好みの変化ではありません。

「サウンドに妙な変化を与えず、理想的に歪みを加えて行きたい」

こういった要望に応えるのが、この【LEVEL】ツマミです。

アンプ単体で無理をして大きく歪みを稼ぐのではなく、アンプに余力を持たせられるところまでそこそこ歪ませたら、そこからMERKAVA【LEVEL】ツマミにバトンタッチして、引き続き歪ませるという作業を続けてもらうのです。

重い荷物を運ぶ際、まずは1人で体力の限界が来るまで作業し、動けなくなったら2人目に交代して、その2人目も常にギリギリで体力の限界が来るまで作業し・・・

なんて効率の悪いやり方をするより、初めから2人でタッグを組んで力を合わせたほうが作業のクオリティも高く保て、なおかつスムーズに安全に作業を進められるでしょ?

MERKAVA【LEVEL】を使えば、それが可能になると言う事です。


さあ、これらの【GAIN】【LEVEL】の挙動、効果を理解するだけで、すでにワクワクしませんか?

この時点で、あれこれニヤニヤなイメージをしていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

しかし! まだまだここからです!




【TONE】

このツマミは、サウンドの明るさを調節する働きをします。

ただ、このMERKAVAの場合、ツマミを12時以下に絞ってもサウンドが暗くなることはなく、変化もありません。

こいつの見せ所はツマミ12時以降にあるのです。

ここからの変化量が半端なく、とにかく効き方がハッキリしていて分かりやすい。

僕がこれまで体験したどのブースター、オーバードライブよりもたいへん効きが良く変化量が掴みやすいです。

これは「歪んだ音をさらに歪ませていく」というこのペダルの目的上こうなっているのでしょう。

もともと歪んだ音に対しては、通常はTONEの変化が分かり辛く、なんとなくな設定になり易いものです。

そこを考慮して、MERKAVA【TONE】は恐ろしく効きが良い。


そして、やはりここにもアイツが関わってきます。

そう、アイツ・・・歪み」です。


「えぇっ!?歪みが関わってくるのはGAINとLEVELじゃないの!?」


いえ、この【TONE】にも恐ろしいほどに関わってきます。

このツマミを上げてゆくと、サウンドが明るくなっていくのはもちろんなのですが、それと同時に適度な歪みも加わって「ジュワ~ン!」という“ジューシーさ”が加わってきます。

このジューシーさが加わる動きと、サウンドが明るくなる動きが連動、ツミマを上げるごとに非常に生々しく鮮度の高いサウンドに変化していくのです。

僕のイメージでの話ですが「これぞギターらしい音!」という感じです。

最初に書いたとおり、このレポートはフロント、リア共にハムバッカー・ピックアップを搭載したギターを使用した上でのものなのですが、ハムバッカーサウンドがまるでシングル・ピックアップを搭載したストラトキャスターのような、ギャリッとした生々しくリアルなサウンドに変化していきます。

“ギャリッ”という言葉から何を連想するかは人それぞれですが、場合によってはうるさく弾き辛い(スムーズな演奏には向かない)音なのかな?と思ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、ここで加えられたギャリギャリ感にそういった傾向はありません。

なぜならすでに歪んいるサウンドなので、スムーズな演奏に必要なコンプレッションはすでに得られているのです。

その上で生々しさを付加してくれる働きをしてくれるため、「太さやリッチさ、スムーズさを持った上で荒々しいキャラクターも取り入れたい」というワガママな要求にも応えてくれる、重宝するツマミなのです。

なお、この【TONE】を上げていっても、低音がなくなったり、どこかの帯域が引っ込むことはありません。

これは原音をクリーンな音にして慎重にチェックしましたが、ここまで説明した要素が足されるだけで、カットはされません。

この変化の仕方だからこそ分かりやすく、狙ったドライブサウンドをイメージしやすいのだと思います。



さてさて、結構な文字量になりました。

まだ【GAIN】【LEVEL】【TONE】の3つのツマミについて書いたのみですが・・・(汗)
しかし、本当に素晴らしいものだと感動したからこそ、それを出来るだけ伝わるように書きたいのです。
読まれている方々にも、しっかりと考えながらイメージを持ち、急がず隅々まで内容を理解して頂きたいと思っています。


ひとまず今回はここまで!

近日中に、この続きであるパート2を公開したいと思います。
次回は【MODE】と【EDGE】についてです。

これがまた奥の深いスイッチでしてね・・・
きっとまた情報量のとても多いブログになると思います!(汗笑)

お楽しみに~!

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