3日目、森の幼稚園リターンです。
現地コーディネーターは今日はおらず、私一人で参加しました。
今日はとても天気がよく、初日より幾分マシかと。。
いつものように森に入る準備。
この日はトーマスさんと他女性スタッフさん2名が付き添い。
3歳から6歳までの子供たちが参加します。
さあ、今日も森へ。
森の幼稚園には、いろんなルートがあります。
こちらは施設内に貼られているマップ。
なんと全部で30箇所ほどあります!
1日に行けるのは一箇所。
それぞれの場所に特徴があり、自然環境について子供たちは学びます。今日は、「Mudder(泥)」の名前がついた場所へ。
ここはまだ近い方ですが、片道40分くらいかかります。
(点呼や休憩で何度も止まるので)
溝や水溜りがある場所を通り、そこでの注意や溝の特徴など先生が子供たちに教えます。
日差しを受けながら、雪の積もった森を歩きます。
着きました。
この辺り一体で子供たちは時間を過ごします。
ロープを張って子供たちの遊び場を作るトーマスさん。
森の幼稚園では、自然を相手に自由に遊びます。
特に、体力をつけるという大事な目的があります。
ぬかるんだ足場、坂はあり下りも上りもある大自然のフィールド。
木々の間をすり抜け、倒れた木に上り、また下をくぐり。。。
これはかなり筋力が鍛えられます。
森での遊びは、脳の動きと体の動きの訓練にもなります。自然の中で子供たちは”本物”に触れ、様々な発見があり、遊びも生み出され、豊かな感性・感情を養うことと論理な考え方のどちらもバランスよく修得するとのこと。森という自然の中の環境はそれに適しているのです。
3歳くらいの子供たちが倒れた木に上り始めます。
上りたい女の子を木に乗せ、
どんどん、上り始めます(;^_^
割と高さ1メートルくらいのところまで行きますが、先生方は「危ない、危ない」なんて言いません。しかし遠目で見守っています。(落ちても、落ち葉と土でクッションになっていますが)
かなり上ってきてちょっとなかなか進むのが怖くなってきた子は、その時に助けに行きます。降りるときも完全に抱きかかえるのではなく、なるべく自分でも木をつかみながら、足を引っ掛けながら降りるよう先生方も促します。
3歳になると、もうこの森の幼稚園では”本物のナイフ”の使い方を教えるそうです。最初は少々怪我もするのだそうですが、そうすることで痛みを覚え、注意しなくてはいけないことを学び、正しい使い方を覚えていきます。
こっちの子供たちはちょっと歳は上の子達ですね。
このくらいになると仲間で集まって、いろいろ作戦会議をします(;^_^
先生も加わって、プロレス??
取っ組み合い??
先生も「オー!!」
楽しそうです(^_^)
森での滞在、ちょっと後半は休憩する子も。
14時頃、3時間余りの森での滞在も終わり。
帰路へ。
いや~、3時間(移動含め5時間弱)でもちょっとなかなか、私的にはきつかったな~。若い人はまだ大丈夫でしょうね。子供たちは全然平気。。。
私が園を後にしたのが15時過ぎ。
この時期、デンマークは夕暮れも早いです。
バス停へ向かう途中。
このような温かい、さわやかな夕暮れはいつ以来かなと感じました。
私の子供の頃は、外で思い切り遊んで、暗くなってきたら家に帰りましたが、こんな夕焼けを見ながら帰った気がします。
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