2月1日(金) Part3



人魚姫を見た後、街中心に向かいました。


走る人歩いていると、マーチ音楽が聞こえます。

時間はちょうど、正午12時。


この先にあるアマリエンボー宮殿で毎日行われる衛兵交代式があるのです。


観光名所にもなっていて、その時間の前から観光客がカメラを持って待ち構えています。



「阿部さん、交代式、交代式!」


現地コーディネーターが叫びます。



「え、なんですか?」


「早く、走って、走って!」メラメラ


「え、今ですか?」叫び


「今、交代式やってる!ほら、写真、写真!」



200メートルくらい先ですが、とりあえず、バックを脇に抱えて走ります。


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すでに観光客が警官の誘導通りに周りを囲んで見学しています。


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この日も寒く、また風もあったのですが、ずっと動画を撮っている手がとても冷たく、寒かったです。


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映画衛兵交代式動画


20分ほどで、交代式も終わりました。

もともと、特に見る予定もなかったし、頭にもなかったのですが、現地コーディネーターのガイドセンスのおかげで見ることができました。


さて、次はニューハウンに行きます。

ここも歩いてすぐ。


途中で一人、衛兵が歩いていました。

一人でもキビキビと、曲がるときは直角に足を揃えながら体の向きを変えます。


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(珍しそうに見る通行人)



ニューハウンに着きました。


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アンデルセンも一時期、この町に住んでいたそうです。

運河沿いにかわいい家が並んでいます。


町一角のレストランで昼食をとります。

レストランで頂く、本格的なスモーブロー。


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私は魚のフライと野菜の付け合せ、コーディネーターはローストビーフにカリカリにあげたモヤシみたいなものが乗っかっています。


それぞれ隠れて見えませんが、ライ麦パン一枚がメインの下に隠れています。


お店の雰囲気もいいし、とてもおいしかったです。




さて昼食後は、今日2つ目の幼稚園見学ですニコニコ


コペンハーゲン市内のシュタイナー幼稚園です。

子供たちが公園へ遊びに行くのと同時に到着しました。


担当の先生からシュタイナー教育や園の活動などお聞きしました。


まずこの園のお部屋割に、ちょっと新鮮な驚きでした。


腰ぐらいの高さの仕切りがあり、部屋分けされていますが、どこにいても全体が見渡せます。


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また、家具類、キッチン道具、おもちゃは、ほぼすべて木製。取っ手の部分とかでさえ木でできています。プラスティックは使わないそうです。


食事は園内のキッチンでベジタリアン料理を作ります。

子供たち、先生と一緒にボランティアさんも食べることができますラブラブ!


この園では、子供たちにテレビは見せないし、パソコンも使わせません。文明の利器はできるだけ排除し、自然そのものに触れて過ごすことが目的となっています。


もちろん、幼稚園の考えとしては、幼稚園を出て、大きくなってからそういうもの(パソコン、スマホなど)を覚えてもらっても構いません。


ただし、感受性豊かで人間形成の大事な幼稚園児の子供には、人工物に慣れさせるのではなく、自然界のものと直接関わらせることが、精神的にもその後の成長にも大切だと考えられています。


これまで見た園とはまた違った魅力がたくさんある園です。


先生はずっと熱心にお話しを続けてくれました。

実は以前、一人日本人の方が個人的に長期間でボランティアをされたことがあるようです。


それもあって、今回、私達を歓迎してくれたようです。

また先生の息子さんが、日本通で、そういうところも日本人に対して好感を持ってくれているみたいです得意げ


日本のボランティアさんが来ることで、いろんな国のいろんな文化に触れさせて子供達の可能性を広げたい、とおっしゃっていました。


今後の弊社からのボランティア受け入れも、快く承諾してくれました。


本当に暖かい、落ち着く園で、その理念・理想もすばらしく、私自身が1か月ぐらいボランティアをしようかな、と思ったくらいでした得意げ


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(現地コーディネーターと先生)



一方、園は町中にあり、とても便利です。


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(園から徒歩数分のところ)


コペンハーゲンの園視察は3つ回りましたが、どれも特徴があり、興味深かったです。

ただ、すべてにおいて共通していることがありました。


「先生は上の目線から子供達に”教える”ということはしない」ということです。不思議と、どの園にも共通しています。


学ぶのは子供自身。子供が自分楽しいと思うことを見つけ、問題にぶつかったら、その解決に向け努力する。その過程で、立ち止まったり、わからなくなったりした時に、先生方や大人は手助けをして、さらに前に進めるようにしてあげる、そういう教育です。


「言葉だけで知識を身に付けさせる」ということはしないと、どの先生もはっきり言っておりました。


これは先生方にとっても、とても我慢の必要なことだし、絶えず、子供達を見ていないとできないことです。



デンマーク教育、北欧教育を体験、学ぼうとする時、この考え方を理解することはとても大事なことだと言えます。



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