寝る前や、日中遊んでいるときに
親子で楽しめる絵本の読み聞かせ

そもそも読み聞かせには
どんな効果があるあるのでしょう?




以前、小学校の
読み聞かせボランティアをしていたときに
先輩ボランティアから、
読み聞かせのやり方を
指摘されたことがありました。

いわゆる日本の読み聞かせのルール

▪️絵本のの説明をするのはタブー
▪️抑揚をつける必要はなし。
▪️アドリブは入れない。
▪️絵本の文章をそのまま読む。
▪️動きをつけない。絵本はきちんと固定。
▪️子どもたちに質問を投げかけるのはNG
▪️絵本の感想は聞かない

日本では、大人が淡々と読んで
それを子どもが黙ってお話を聞いている
というスタイルが一般的です。



確かに聞いているだけでも、
ある程度「想像力」「語彙力」は
インプットされますが、
子どもたちはずっと受け身の状態です。

学校の授業も、先生が一方的に講義して、
生徒は黙って板書をノートに書き写す。
というスタイルでした。

私は、そのやり方に
ずっと疑問を持っていたので、
「英語の絵本を読む」というカタチで
差別化してきました。




アメリカでは、1970年代から
「絵本の読み聞かせ」に対する研究がなされ、
「ただ読む」→「聞く」というのではなく
言葉のやり取りをすることで、
子どもの「言語能力」や「考える力」
「伝える力」「読解力」を効果的に
伸ばせることができる。と立証されています。

いわゆる対面でやり取りする
「ダイアロジック・リーディング」について解説した本

『思考力・読解力・伝える力が伸びる 
ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』
加藤映子 著書




アメリカ式の読み聞かせは、
絵本の中で何が起きているのか、
子どもに問いかけをし、
子どもたちも夢中になって
自分から意見を言いたくなるんです。

「ダイアロジック・リーディング」で育った子どもたちは、
一般的な読み聞かせをしてもらった子どもよりも、言語発達能力が優れている。
という研究結果も成されています。




ダイアロジック・リーディングをすると、
子どもは見聞きしたものを鵜呑みにせず、
自分の意見を持って主張する力・姿勢が身につき、分析的な本の読み方ができるようになります。




教室でも「問いかけ」をどんどん取り入れて
「自分で考える力」を育み
子どもたちの能力と可能性を
ぐんぐん伸ばせていけたらと思っています。