株式投資、新NISAが始まったことと、株価がバブル期の水準まで上がってきた(戻ってきた?)ことを受けて今またすごくもてはやされていますよね!
やってます??株式投資。
私は新卒で入った会社が証券会社だったこともあり、株式投資に関わっている期間は長めです。
証券会社に入社する前は、特に株に興味があったわけでも、勉強していたわけでもなく、ただただ
「おじいちゃんが爆損しているらしい」ことは知っていた程度(笑)
入社が決まってから証券の仕事に就くには必須の「証券外務員」の資格を取るために研修したり勉強したり。
今思うと、お金の勉強ってなんで学校でやらないんだろう、誰でも外務員2級くらいの知識はあったほうがいい。
マジで、株取引する人は一度学んでほしいとさえ思ってる。
その後、証券会社を辞めてからFPの資格をとりました。
FPも、保険とか税金とか相続とか、生きていく上で必ず通るお金にかかわってくることが多いからマジでみんな知っておいた方がいい知識。お金に関してって、知らないと損することばかりですよ。
別に今は、「FPの知識を生かして〇〇してます!」とか全然ないし、全然違う職種に就いているけれど、確定申告とかなんだかんだ絶対お金の知識はあったほうがいいので人生の必須科目として勉強することをお勧めしたい。
さて、本題の株式投資についてです。
証券会社の社員って実は、自己取引に関してかなり厳しくて、上司の許可がないと株を売ったり買ったりできなかったんです。(今もだと思うけど)
自社の社員がお客さんそっちのけで自分の投資に集中しちゃったらダメってことだと思うけど…。
それにしても、上司に「〇〇の株を〇株〇円で買いたいので注文出します」っていう用紙まで出して株取引、なかなかハードル高いですよね。
そういうわけで、社員になると口座開設の練習がてら口座は開設させられますが、当時は特に何もやってなかったんです。
退職してしばらくしてから、オンライン取引が普及したこともあって少しずつやってみるようになって。
証券会社の社員とはいえ、株なんて上がるか下がるかは誰にもわからないので「株取引のルール」に関しては知識があるけれど相場に関して何か未来が予測できるようなことは全くありませんからね!!
そういうわけで、ゆる~く株式投資をして早15年くらい?もっと?
年がバレるけど証券会社に入社したときはITバブルが崩壊したころ。
すべてが下がっていて、自分が売った商品でもないのに、お客さんに毎日怒られたり愚痴を言われたりして過ごしていました。
しかし、下がったら次は上がるもの。
その後はイケイケどんどんで上がっていき、客はウハウハ。証券会社の社員も絶好調。
いい時代でしたね。株の注文の電話が鳴りやまない。毎日何本注文出していたか。
・・・
と思っていたら、ライブドアショック。
先輩に「日経平均ってストップ安ないんですよね」って聞いたこと、まだ覚えてる。
一日で、日経平均の株価ボードで見たことない桁のマイナスが表示されて怖かった。
まぁそれはそれで落ち着いた、と思ったら、次はリーマンショック。
はいはーい、もうほんと、株って乱高下。と思いましたね。
支店長と「絶好の買い時ですね」って話した記憶ある。
この時、なけなしのお金で買ったトヨタ株は本当に、その後素晴らしい値上がりをしてくれました。
私、たった10年余りで、2度ほど底を味わっているわけですよ。
その後のダダ下がりはコロナだったでしょうか。
コロナ以降に株式投資を始めた人は、ほぼ上がり局面しか知らないでしょう。
でも、株なんて毎日上がったり下がったりするもの。そして時にはガクンと下がることも。
やっぱり、机上の空論の人と、身をもって経験している人とでは痛みの知り方が全然違うと思う。
今、これだけ上がっているからいつか調整局面が来るのは当たり前のことなのですが、その時に「こんなはずじゃなかった」ってことになる人はやめておいた方がいいですね。
証券会社では「絶対に」は「絶対に」言うな、と厳しく教育されます。
株式投資に絶対はありません。
そんなものあったらみんな儲かってます。
競馬や宝くじと同じくらいの気持ちでやればいいのになぁ。
きっと正解がないから、みんな自分のやり方が正しいって思いたいから、
何かにすがりたいからいろんな情報が出ていて、いろいろ読んでも結局自分が信じたいものだけに納得して
株価予想なんてただの占いでしかないのに、外れてもだれも責任取らないのに。
なので、絶対はないことと、人に流されずに自分の信念でやったほうがいいとは思ってます。
年始の格付けのテレビ番組で、過去にガクトがホリエモンに「格付けはメタ推理」って言ってたってなんかの記事で読んだけれど、株だってメタ推理なんじゃないかと思います。
当然よく勉強している人は、いろいろ分析したりしているんだろうけど、それだったらなんでプロがやっているはずのファンドラップや投信が常に高パフォーマンスじゃないのか、と聞きたい。
今思っていることは、何度か経験した絶望的な下落局面で毎回「手元資金があれば」と思ったことを忘れないようにしようという事。
安く買って高く売る、当たり前のことができれば絶対負けないんだもんね。
これ言うと、「下がるの待ってるなんて時間がもったいない」っていう反論が絶対あると思うんだけど、当然それもその通りで、そう考えるなら分散するために流行りの「積み立て」すればいいと思うの。別にローリスクローリターンの人の考えを否定してない。
だけど、大きく儲けたいならやっぱり、基本は安いときに買うんですよね。これがハイリスクハイリターンの考え方。
どちらを取るかは、リスク許容度次第。
いつもそんなにうまくできるわけないから難しいし
株を買って下がってくると毎回「やっぱりコツコツ真面目に働くのが一番だわ、一攫千金狙って申し訳ありませんでした」って胃が痛くなるんだけどね。(これをリスク許容度という。心配で寝られない人はハイリスクハイリターンには向いてない)
私のうちは、祖父→株大好き、父→競馬大好き、弟→パチンコ大好き、下の弟→株とFXで大損
と全員ギャンブル大好きなので、私にもその血は流れているようでハイリスクハイリターンを選びがち(笑)
これから株式投資を考えている方は、まずは自分のリスク許容度を把握されることをお勧めするわ。
だいたい下がって文句言う人って、勉強不足なのよ。
まずはしっかりと自分が投資する対象と付随して起こる事象について理解してからやってほしい。
そして、長年の経験で思ったことは
業界No. 1はやっぱり強い
個別株は自分が好きな会社に
理解できないことに手を出すな
自称専門家は信じない
ビッグウェーブには乗れ
取れるリスク以上に下がったら売る覚悟を持て
損が怖いなら、そもそも個別株やるな
以上です。
よくわかんない投資セミナーとかでお金だまし取られる人や、
絶対儲かるって騙される人が出ないことを祈る、新NISAの幕開けだわね。
お金は貯めるのもいいけど、私は使う方を重視しているわ。
墓場までは持っていけないものね。
楽しく使ってナンボだと思うのよ。
特に、若いうちは散々お金使う経験したらいいと思うわ。時間は買えないからね。