これまでに引越しを13年で9回 経験してきました。
それぞれ「もっと(自分にとって)暮らしやすい家に住みたい!」と思ったことがきっかけです。
では、その「暮らしやすい家」とはどんなものでしょうか。
駅から近い方がいい
近隣にスーパーやコンビニがほしい
庭がほしい
もっと広い家に住みたい
いろいろあると思います。
でもそれって、将来的にずーっと必要でしょうか?
年齢を重ねて、いろんな暮らし方を見てきました。
たとえば、
①私の実家は田舎の一戸建てなのですが、祖父母含めて7人家族で暮らしていた家が、今では父と母の2人暮らしになっています。
②結婚したばかりの頃、新婚夫婦バリバリ共働きで暮らしていた友人が、今は子どもが3人産まれ奥様は専業主婦になりました。
③別の友人は、新築マンションを入居の2年ほど前に購入し、2年間引っ越すのを楽しみにしていたら、引越しと同時にご主人の海外転勤が決まりました。
このように、「先のことはだれにもわからない」んだなぁと身をもって経験してきました。
いざそのときに、どうしたら柔軟に変化に対応できるか。
①の実家は、広すぎる家を持て余しながら、2人で住んでいます。
庭の手入れが大変になったので、草が生えないように半分以上をコンクリートで敷き詰めました。
②の友人は、駅近のコンパクト物件から、郊外の子育て環境の良い街の広めの家へ引っ越しました。
③の友人は、いつ日本に戻ってくるのか分からないため一旦その家は売却して海外についていきました。
どれが正解か?
正解って何でしょう。
それは他人が決めることではなく、その時どきで、住んでいる本人たちが不自由なく、満足した暮らしができているのが正解、なのでしょう。
物件巡りをしているときに、不動産屋さんに聞いた住み替えの話では
- 子どもが小さいうちは庭付き物件がいいと思ったけれど、子どもも成長し、奥様も働きに出るようになり家を空ける時間が長くなったら庭はいらないし1階が防犯上不安になってきて売却。
- 子どもが3人いたのでぜひとも4LDKをと購入したが、子どもが巣立ってしまい夫婦2人で広い家を持て余すようになってしまった。
こういった変化の際に、柔軟に対応できる、それは、「売りやすい家に住んでいるかどうか」だと思います。
また同じように「子どもが小さいうちは庭付きがいい」という家族が買ってくれるか。「子どもが多いから広い家がいい」という人が買ってくれるか。
それは、その家だけ単体の条件だけではなく、街自体の循環がいいことが必須です。
街全体が老化していってしまえば、若い人たちが買おう!と思える環境ではなくなってしまいますからね。
購入するときに、すでに何年も先のことを考えて、売却もしやすい家を選ぶなんて、なかなかピンときませんが、将来のことを考えると住み替えはできて損はないと思います。
あくまでも私の意見ですが、家選びの際の一つの考えとして。
住み替えがうまくいかない人の特徴としては「執着」と「めんどうさ」があげられると思います。
片づけと一緒ですね。
特に古い人に多いのですが、「この家には思い出が詰まっているから」とか「引越しの手続きが面倒くさい」という人、もったいないなあ~なんて勝手に思ってしまいます。(いや、ご本人が満足されていればいいんですけどね!)
私個人は、ケセラセラと漂って生きるのが得意なタイプなので物事にあまり執着しないという性質があるんですが。
同じようなタイプの方は、賃貸もしくは売りやすい駅近分譲マンションがおすすめです~。