夕食後は一人でアウトレットに買い物に行きました。
夜遅くにホテルに戻ろうと美観地区を通ったら、昼間はあんなに賑やかだった通りも静まりかえっていました。
優しい灯りに包まれて闇に浮かび上がる白壁の街は、昼間とは全く違う表情を見せていました。
夜は「アイビースクエア」に宿泊しました。
明治時代の倉敷紡績所を再利用したホテルで、一度泊まってみたいと以前から思っていました。
赤煉瓦を覆う蔦は、夏は暑さをしのぎ、冬は落葉して太陽の暖かさを受けられるようにと、紡績工場だった時代に植えられたものだそうです。
たくさんの観光客が訪れる昼間とは打って変わり、夜はアイビースクエアも静寂に包まれていました。
こちらのホテルのルームキーはカード式ではなく、大きなキーホルダーが付いた昔ながらのキーでした。
最新の設備が整っているという訳にはいきませんが、昭和レトロな温かみあるインテリアに、心地良さを覚えました。
翌朝はひんやりした空気の中、散歩に出掛けました。
土産物店が営業していないので、美観地区はまだひっそりとしていました。
倉敷川には朝の陽射しが反射し、風景が川面に映りこんで綺麗でした。
本通りに行くと、阿智神社の御神幸行列がちょうど出発するところに出会いました。
行列を見送ってから、阿智神社に参拝しました。