第23回ちばぎんカップ 柏戦観戦記(フクアリ) | 酔っ払った犬(♂)のちょっと長い呟き

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23回目の開催となった“ちばぎんカップ”、勝利とはいきませんでしたが。
私は大いに意味のある、いい試合だったと思います!
今日も勝手に振り返ります!





第23回ちばぎんカップ
フクダ電子アリーナ 2/4 13:00kickoff





ジェフユナイテッド千葉 1 ー 4 柏レイソル 
         (前半 0 ー 0)
         (後半 1 ー 4)





スタメン・選手交代

GK ロドリゲス
DF 高木 利弥
DF 増嶋 竜也
DF 近藤 直也
DF 山本 真希(69分 → 清武 功暉)
MF 熊谷 アンドリュー(46分 → 佐藤 勇人)
MF 矢田 旭(61分 → 岡野 洵)
MF 茶島 雄介(73分 → 溝渕 雄志)
FW 為田 大貴(61分 → 指宿 洋史)
FW ラリベイ(69分 → 船山 貴之)
FW 町田 也真人



ベンチメンバー

GK 佐藤 優也
DF 岡野 洵(61分 ← 矢田 旭)
DF 溝渕 雄志(73分 ← 茶島 雄介)
MF 佐藤 勇人(46分 ← 熊谷 アンドリュー)
FW 清武 功暉(69分 ← 山本 真希)
FW 船山 貴之(69分 ← ラリベイ)
FW 指宿 洋史(61分 ← 為田 大貴)



得点

46分 クリスティアーノ
75分 瀬川 祐輔
85分 伊東 純也
86分 指宿 洋史
90+4分 ハモン・ロペス



警告/退場

41分 熊谷 アンドリュー 警告
45+1 高木 利弥 警告
83分 今井 智基 警告



スタメン・フォーメーション




スタッツ

シュート:13-19
GK:9-8
CK:4-4
直接FK:17-18
間接FK:6-3
オフサイド:6-3
PK:0-0





footballのシーズンスタートを告げる“ちばぎんカップ”。
世界三大カップ戦の一つであり、伝統のある戦い。


今季は我らが“ホーム”フクアリでの開催。
もちろん私も家族で参戦しました!




結果を見れば、1-4とジェフの惨敗ですが。
試合の中味は、そこまでではなかったと感じます。


率直な印象として、今季も柏は強いなと感じましたが。
コンディションと完成度の現時点の差が結果に出た試合かなと。


エスナイデルジェフとしては。
“強い相手”と戦う事で、よい意味でジェフの“現在地”が分かった。
大いに意味のある試合だったと考えています。



今日も勝手に振り返ります!





今日もずいぶん遅い更新になってしまったので。
いつも通り簡単にまとめます。




今日も先ずはメンバーから。



ジェフは昨季終盤の連勝中の、ダブルボランチの“4-4-1-1”ではなく。
昨季終盤までのメインシステムであった、アンカー置いた“4-3-3”でスタート。


注目の中盤はアンカー熊谷、2枚のインサイドハーフは矢田と茶島。
GKロドリゲス・左CB増嶋・左SB高木・前記の茶島の4人が新加入選手でスタメン。
逆に昨季終盤の主力選手では、優也・溝渕・勇人・功暉・船山がベンチ。



今季のジェフは、各ポジションで複数の選手が競争する。
エスナイデルさんや高橋GMが常々語っていましたが。
正にそれがはっきりしたメンバー構成でした。


新加入の外国籍選手エベルトは怪我みたいですが。
昨季序盤の主役の一人だった壱晟、町田へのレンタルから復帰の眞紀人、愛媛から加入の期待の小島。
こういった選手達がベンチにも入れない。


これはすごいメンバー集められたなと改めて実感しますし。
ここからの競争で、誰がリーグ初戦のメンバーに選ばれるのか。
昨季の壱晟の様に、新卒加入でここにくい込んでくる選手は出てくるか。
乾もしばらくすれば怪我から復帰するでしょうし。
色々と興味は尽きません。





ここから簡単に試合を振り返ります。




先ずは前半。


“4-2-3-1”の柏に対して、ジェフは真っ正面から向かっていったと思います。
ただ、無理矢理“ハイプレスハイライン”ではありませんでした。



ジェフは両SBが高いポジションを取り。
両CBが左右に開き、その間にアンカーが降りてくる。
この形は、昨季と基本的に変わりませんが。
より大きくCBが開く事と、アンカー熊谷が頻繁に高いポジションに進出する事。
これが、昨季と少し違う部分かなと感じました。


昨季も熊谷は、サイド大外のエリアまでボールを狩りに出ていく場面がありましたが。
この試合では、攻守両面でより前に出ていくプレーが目に止まりました。


前から“無理矢理プレス”にいかない分。
より高いポジションでアンカーがボールを奪う事が出来れば。
それはゴールに向かう攻撃に直結出来ます。
逆にアンカーの周りのスペースを相手に上手く使われてしまえば。
より後ろの守りは薄くなってしまう。


アンカー周りのスペースを使われない為に。
右WGの也真人とインサイドハーフの矢田と茶島が、かなりそこを意識したポジショニングでしたし。
高いポジションを取る両SBも、ワイドに開いた両CBも。
アンカー周りに入ってくる選手やボールに、かなり厳しくチェックにいっていました。


しかしそこでプレスを交わされてしまうと。
昨季以上に、後方のスペースを相手に使われてしまう。
柏の様にジェフのプレスを掻い潜ってくる相手は、J2にはそんなにないとは思いますが。
アンカーをより攻撃的に前向きにプレーさせる事を目指すならば。
これは避けては通れない課題です。
アンカーの周りのスペースを埋める動きやそこに入ってくる選手・ボールへのチェックを、柏は逆手に取って裏や逆サイドのスペースを狙ってきました。
単純に長いボール蹴ってくる相手は、そんなボールの動かし方はあまりしてこないと思いますが。
ここは、今現在のジェフの大きな課題と感じます。



アンカーが高いポジションでプレーする事は。
攻撃面では、大きな効果があったと思います。


左は高木・矢田・為田のユニット、右は真希・茶島・也真人のユニット。
ここでのボールの動かし方や選手の動きは、昨季と比べてもよかったと思います。


アンカー熊谷から左右のユニットへ、サイドチェンジ含め中長距離のパスが配給され。
左右にピッチを広く使いボールを動かすだけではなく。
左右のユニットの崩しから高いポジションの熊谷にボールを落とし。
そこから素早くサイドを変えるボールを展開する。
これは結構効果的に柏を崩せましたし、大きな武器に出来ると感じました。


一度アンカーにボールを落として、逆のサイドに展開する。
これはとても効果的な攻撃と思いますが。
左右のユニットそれぞれでボールを動かしてばかりだと、CFラリベイの近くでプレーする選手がいない事。
特に相手が4バックで、2枚のCBでラリベイに対処されると厳しいのと。
攻撃が同じテンポ・リズムになりやすい事。
ここが課題と感じます。


アンカーやCBに落とさずに、左右のユニット間でボールを動かすなり。
各ユニットが、CFラリベイにボールを当てるなりもっとCFを利用する事。
これが出来る様になれば、ジェフのゴールは昨季の1.5倍くらいに軽くなるんじゃないだろうかと。
勝手に妄想しています!



攻守両面で、“やるべき事”と“やらなきゃいけない事”があって。
それがそれぞれが相反する事であったり。
今エスナイデルジェフが取り組むfootballは、素人の私が考える以上に難しいものなんだと思います。


試合の中で様々な局面・状況があって。
それぞれの局面で“やるべき事”と“やらなきゃいけない事”があって。
それを選手が考え判断し、プレーやポジショニングを選択する。
エスナイデルさんが要求している事は、そういうとても難しい事なのだと勝手に理解しています。


逆に言えば、そのfootballがチームに浸透して進化していければ。
J1昇格だけではなく、J1で上位を狙うチームになれるのではないか。
そう感じています。


やってるfootballや取り組みは違いますが。
あらゆる局面を想定し、選手が臨機に考え判断し最良のプレーを選択するfootballという事は。
かつてオシムさんがやっていた事と通じる所があると。
私は勝手に思っています。




前半は、柏にいくつか決定的な場面を作られ。
前述した主に守備面での課題もはっきりしましたが。
互角とは言いませんが、ジェフは柏相手にいい試合したと思います。


強い相手に対して、通用する事足りない事。
これがはっきりしましたし。
ゴールは奪えませんでしたが、奪われる事もなかった。


“意図するfootball”は柏相手にも出来ました。
お互いに相手の弱点を突くJの“リーグ戦”で対戦すれば。
お互いにまた違った試合になったとは思いますが。
ジェフも柏も自分達が出来る事をやろうとした、いい試合だったと感じています。



ただ、後半は少し違う試合になりました。


まず後半開始から、アンカー熊谷が足の違和感から勇人へ交代。
勇人はそのままアンカーにポジションしますが。
二人はまったくタイプの違う選手。


高さと強さがあり、自分でボールを奪い切るプレーに長け。
長短のパスでチームを動かせる熊谷と。
チームのバランスやスペース管理に長け。
自らスペースに飛び出し使われるプレーに秀でた勇人。
エスナイデルジェフのアンカーに求められる素養は。
明らかに熊谷であり、勇人が活きるポジションではない。


チームが戦い方を変えない中でのこの交代は。
勇人にとってもチームにとっても難しいものになってしまいました。


開始直後に不用意というか不運というか、いずれにしろ失点し。
コンディションとチームの完成度で明らかに劣っているジェフが。
ゴールを奪おうとより前への意識を強めた事で。
プレスは掛からなくなり、柏にボールを動かされる時間が増えます。



61分には矢田→岡野と為田→指宿の交代。
ジェフは勇人をアンカーに置き、左から増嶋・近藤・岡野と並ぶ3バックの“3-1-4-2”システムへ。


エスナイデルさんが試合後に、「ほとんどやっていないシステム」と言ったフォーメーションに変更した事と。
ベンチのフィールドプレーヤー6人を、その後すべてピッチに立たせ交代枠を使い切った事もあり。
その後は流れは完全に柏に。


功暉・溝渕・指宿とボールが動いて1点返したものの。
後半はほぼ柏のゲームで、1-4で試合終了。



私は、エスナイデルさんが。
チームを“試す”為に、敢えてこういうシステム変更や選手交代をしたのだと。
勝手に妄想しているのですが。
それは失敗に終わってしまいました。


後半は明らかにコンディションで劣っていたジェフ。
その上であんまりやった事のないシステムで戦い。
相手にリードされて無理矢理前に出ていけば。
こういう試合になるよな、という典型的な展開だったと思います。


まだ選手達は、エスナイデルさんが求める程“オートマティック”なプレーは出来ない。
システムで考えると。
熊谷がアンカーに構える事が前提となっていて。
よりアンカー熊谷が攻守の“中心”として、ピッチど真ん中に構えるある意味“熊谷システム”と言ってもいいくらいの、熊谷が中心のチームだと感じました。



プレビューでも書きましたが。
今季はアンカー置いた“4-3-3”が基本ですが。
アンカー置いた“3バック”、それとダブルボランチの“4-4-1-1(4-4-2)”と。
臨機にシステム・フォーメーションや選手配置を可変していくのかなと妄想していますが。
チームの中心である“アンカー熊谷”の代役をどうするのか。


あくまでも基本は“アンカーシステム”だと妄想しているので。
壱晟や小島をアンカーとして育て、熊谷と同じレベルまで引き上げるのか。
エベルトや増嶋を、アンカーとしてプレーさせるのか。
それとも熊谷が怪我やカードトラブルで欠場する時は、“アンカーシステム”自体を諦めるのか。
ダブルボランチや、それともまったく違う戦い方をオプションとして持つのか。


選手の質と層は、多分降格初年度の2010年と同等かそれ以上。
J2で勝つ事だけを考えるのならば、そういう戦い方を選択するのならば。
今季は思っている程難しくない。
私は勝手にそう感じていますが。
エスナイデルジェフが目指すのは、ただ“昇格”する事だけではないと思います。


リスクを取ってでも、より“強い相手”にも勝てるfootballでありチーム。
私はそう思っているので。
今季もなかなか大変そうですね。





二日も遅い更新なので。
試合の細かい展開等は書かず、自分が感じた事思った事を書きました。


得点の場面も失点の場面もその他も。
細かく振り返れば、いい面悪い面具体的に出てくると思いますが。
今更私が書いてもしょうがないし、大した事も書けませんから。
今夜はこんな感じで終わりにします。



今私は、今季のエスナイデルジェフに。
大きな期待しか感じていません。


今日明日直ぐに結果が出る事ではないと思いますが。
シーズン終わる頃には笑っていられる様に。
そう期待していますし、それなりの実感というか根拠もあります。
それを文章にする能力が足りないので。
今季は戦術論等、少し勉強しようと考えています。
さっそく“フットボール批評”嫁さんに買ってきてもらいましたから!




最後に。
プレビュー記事で、選手の名前を誤記していました。
今夜訂正しました。
大変失礼しました、申し訳ありません。
以後今まで以上に気を付けます。





今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。



HP作りました。
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