フェイブルマンズ | 「Obi☆Wan」の 映画大好き♪♪

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映画のブログです。趣味でやってます。なるべくネタバレ無しで冒頭あらすじと、自分の感想を書いています。お楽しみいただければ幸いです(*^_^*)

THE FABELMANS  2023公開

 

【監督】
 スティーヴン・スピルバーグ
【出演】
 ガブリエル・ラベル、ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、デヴィッド・リンチ

 

【物語】

 サミー少年は、父母に連れられ、初めての映画鑑賞にやってきた。暗闇に怖がっていたサミーだったが、すぐに映画の世界にのめり込んだ。その作品は「地上最大のショウ」。とりわけ気に入ったのは、車と列車の衝突シーンだった。

 

 ちょうどクリスマスの時期。プレゼントにねだったのは、鉄道模型だった。高価なおもちゃをエンジニアの父(ポール)は喜んで贈った。母(ミシェル)は、「撮ればもう列車は壊れる心配がないわ」と、こっそり父の8mmカメラを渡してくれた。

 

 こうして出来上がった鉄道事故フィルム。サミーは味を占め、今度は妹たちをミイラに仕立て、ホラーフィルムを作った。それから中学生になったサミー(ガブリエル)は、ボーイスカウトの仲間と、様々な映画制作にいそしんだ。

 

 父はコンピュータの時代の到来を信じ、開発も順調。仕事仲間で親友のベニーおじさん(セス)とのタッグで、ステップアップを図る。3人目の妹を産んだ母は、自慢のピアノで家族に芸術の素養をつけていく。サミーは、そんな家族のホームフィルムも撮りためていた。

 

 そんな幸せなフェイブルマン家に影が差した。祖母の死亡だ。母は精神を崩しふさぎ込む。そんな姿を見かねて、父はサミーに「楽しかったファミリーキャンプの編集をしてくれないか」と頼むのであった…

 

 

 

【オビ☆ワン チェック】

 大好きなスピルバーグ監督。その自伝とは見逃せません。という思いで見ると、こんなはずでは?となります。

 本作は、自伝ではありません。「フェイブルマン」という題名が示すように、フェイブルマン家の家族ドラマが話の本筋となっております。その中に、スピルバーグの思い出が挿入されているといった感じです。

 

 「激突」「ジョーズ」「E.T.」が、どのように出来上がるのか、少年の心を忘れないスピルバーグの仕事とは、という期待をもって見ては、空振りします。さらに後半の展開は、なかなか辛い感じです(^_^;)

 

 小さい頃の映画作りシーンは、楽しそうでした。

 私は小学生の時に、「映画演劇クラブ」に所属しており、16mm映写機に、市から先生が借りてきたフィルムをセットして、鑑賞会を開いた思い出があります。フィルムを繋ぐシーンを見て、懐かしい記憶が蘇りました(^_^)

 

 映画の持つ力という要素もありましたが、それ以上に、家族ドラマ、夫婦ドラマが待っていますので、そういうつもりで見るとよいかなと思います。

 

 本作もアカデミー作品賞ノミネート。では、私の予想は、「イニシェリン島の精霊」です!願望はトップガンですが、エンタメ作品は過小評価されるからなあ…

 

星星星