ザ・バットマン | 「Obi☆Wan」の 映画大好き♪♪

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映画のブログです。趣味でやってます。なるべくネタバレ無しで冒頭あらすじと、自分の感想を書いています。お楽しみいただければ幸いです(*^_^*)

THE BATMAN 2022公開

 


【監督】
 マット・リーヴス
【出演】
 ロバート・パティンソン、ジェフリー・ライト、ゾーイ・クラヴィッツ、コリン・ファレル、アンディ・サーキス、ジョン・タートゥーロ、ピーター・サースガード、ポール・ダノ
【物語】

 ゴッサム・シティの夜を静かに観察する目。その目は、あちこちで起きる犯罪を見つめていた。駅で集団暴行が始まりそうな時、闇から黒い影が。バットマン(ロバート)だ。たちまち悪党を叩きのめすと、何も言わず去って行った。

 

 夜空を見上げると“バットシグナル”が灯っている。犯罪者たちは、この合図でバットマンが自分たちを処刑に来ると怯え、一つの抑止力とはなっていた。しかし、全部は救えない。

 

 2年前からゴードン警部補(ジェフリー)と通じ合い、協力態勢を敷いていたバットマンは、ゴードンの要請で殺人現場に向かった。被害者は、市長であった。

 市長の顔は灰色のビニルテープでぐるぐる巻にされ、そこには謎の言葉が書かれていた。現場を捜索していると、警察本部長がやって来て「警察でもない奴を現場に入れるな!」とゴードンを叱責し、バットマンを追い出した。

 

 バットマンは基地に戻り、素顔のブルースとなって、執事のアルフレッド(アンディ)と、事件の謎を解き始める。犯人はリドラーと名乗っており、現場に手掛かりの問題を置いていく。

 暗号を解いたブルースは、USBメモリスティックを見つけた。

 そこには「嘘にまみれた市長」として、市長が裏社会を牛耳るファルコーネ(ジョン)やペンギン(コリン)と親しげに接している動画が収められていた。

 

 早速、ファルコーネのいる酒場へ向かうバットマンを待ち受けているものは…

 

 

 

 


【オビ☆ワン チェック】

 今度のバットマンは、「ジョーカー」テイストなのか。ジャスティス・リーグとの関連性はどうなっているのか。結論は、リアル追求のジョーカー路線で、おそらくスーパーマンと組む日はやってきません。

 

 本作のヴィランはリドラー。かつてジム・キャリーが演じた愉快でイカレた男ではなく、寒気のするサイコパスです。素顔を見せた場面は、本当にサイコパス怖~(>_<)と思いました。いい演技?ということですね。

 

 それから、敵か味方かキャットウーマンも出てきます。かつてアン・ハサウェイも演じましたが、今回はあまり余裕のない役どころで、優雅さとか気まぐれさとかの猫らしさはありません。だってリアル寄りだもん。

 

 というように、「ジョーカー」型リアル路線で重く深い話を進行したいわけですが、すると、バットマンやキャットウーマンの超人的なアクションや超科学メカが嘘臭くなってしまいます。ここらへんの調整を、マット監督がどう処理したかが、見所となりますね。

 

 そして最後にバットマン。子供の頃に両親を殺されたことをきっかけにバットマンとなるというお約束はそのまんまです。決め台詞のように「俺は復讐者」と言います。ネイティブ英語があまり聞き取れない私はアイム・アベンジャーズと聞こえ、マーベルコミックを思い出してしまう失態を(^◇^;)

 ロバート・パティンソンが、笑顔一つなく演じます。彼がバットマンとして、どんな生き方をすべきか葛藤するお話でした。

 

 176分という長丁場を、ひたすら陰鬱な展開で進み続けます。爽快感はなく、ヒーロー映画の括りには入らない作品です。