2019 JEDI MOVIE AWARD | 「Obi☆Wan」の 映画大好き♪♪

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映画のブログです。趣味でやってます。なるべくネタバレ無しで冒頭あらすじと、自分の感想を書いています。お楽しみいただければ幸いです(*^_^*)

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 “JEDI MOVIE AWARD”とは、オビワンこと私が勝手に贈る映画賞です。劇場鑑賞した作品の中だけで選んでいますので悪しからずm(_ _)m

 2011年から始めているこの企画。9回目となりました。映画へのリスペクトを込めて贈りたいと思います☆


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◇ベスト・ムービー賞 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

 

 

 号泣必至のインド映画に、2019年のベスト・ムービー賞を贈らせていただきます。

 

 声の出せないパキスタンの少女。その回復を願った母が、遠くインドの寺院に神頼みに連れて行きます。その帰路ではぐれて、少女はインドに取り残されるのです。その少女と出会った主人公のおじさんが、苦難の末、少女を家族の元へ送るお話です。

 

 苦難と書きましたが、並大抵の苦労ではありませんでした。まずは口がきけない状況、違う国の少女の身元をどうしたら知ることができるのか。そして何よりパキスタンとインドの民族対立という国際事情。この作品の重厚さは、この2国の対立を描いたことにあります。

 

 普通に心ある人でも諦めるべき状況。それを主人公は、ただ少女のために力を尽くすのです。また、それをサポートする人々。その心優しき行いに、自分の中の汚れた何かが洗い流されるようでした。

 

 よく知りもしない、自分と関わりのない他人をこき下ろす世の中の風潮。心の痛みやすい昨今にあって、人間の善意を素直に信じたくなる、未来を信じたくなるような思いを抱くことのできた素晴らしい作品でした☆

 


◇ベスト・主演俳優賞 「ホアキン・フェニックス」(ジョーカー)

 

 

 ジョーカーと言えば、「ダークナイト」で魂を尽くしこの世を去ったヒース・レジャーの名演は忘れられません。

 

 それとは違うベクトルで、新たなジョーカー、そして新たなヒーロー映画の解釈を創造した「ジョーカー」。この作品を後世に残す功績を果たしたホアキン・フェニックスに今年の主演俳優賞を贈るべきでしょう。

 

 これまでのジョーカーも、“笑い”が重要な要素。それらは、狂った笑いだったと思います。しかしホアキンの笑いに隠されたのは、苦悶、悲憤、虚脱。それがスクリーン越しに伝わってきて、耳を塞ぎたくなる思いになりました。

 

 悪は何があっても許されません。が、彼がジョーカーとなったことには、どこか救われた思いになってしまう、そんな複雑な感情に揺さぶられた怪作でした☆

 

 そして超常能力描写を封印したヒーロー映画として、ジャンルの垣根をぶち壊したことにも賛辞を送ります。今後、DCコミックス系ヒーロー映画はどう歩んでいくのか。見届けます。

 


◇ベスト・助演俳優賞 「ウィル・スミス」(アラジン)
 

 

 アラジン実写化ねぇ。ジーニーは、またモーションキャプチャで再現するのだろう。と思ったら、ウィル・スミスがやるんだってよ!マジか!?

 

 ツッコむ気満載で野次馬鑑賞をした私を、アラジンの世界に見事に浸らせたウィル・スミスの魔法のような名演に賞を贈ります。

 

 ウィル・スミスじゃん!と、まあまあ劇中ツッコミは入れてたのですが、魔神化した人間が元の人間に戻ったという解釈もありかと考えさせられ、俳優が演じることの違和感が無くなりました。

 

 ジーニーのお喋りキャラは、アニメの吹き替えで、かのロビン・ウィリアムズがアドリブ連発し出来上がったと聞きます。ウィル・スミスもマシンガントークで名を馳せた俳優。真面目なバディをからかうお調子者という役どころが得意な彼は、まさにジーニーにぴったりだったと鑑賞後に思いました☆

 

 歌も踊りも、もちろん素晴らしかった。私のウィル・スミス評価を格上げします♪

 


◇ベスト・エピソード賞 「ロケットマン」
 

 

 エルトン・ジョンの不朽の名曲「ユアソング(僕の歌は僕君の歌)」。その曲が、今まさに出来上がったエピソードが、私を感動させました。

 

 エルトンは作曲が主で、作詞担当にバーニーという盟友がいたことを、初めてこの作品で知りました。

 劇中、バーニーの書いた詩を、自宅で即興で曲にし始めるエルトン。違う部屋にいたバーニーがそれを耳にして、エルトンの傍にやって来ます。自分の詩が命を吹き込まれたかのようにメロディアスに輝く瞬間、バーニーははにかみ、そしてエルトンに微笑みます。

 

 ゲイであったエルトンの恋人ではなく、友として、悩める彼を支え続けたバーニー。2人の絆の強さが感じられる、じ~んとくるエピソードでした。

 

 YouTubeで、このシーンは見ることができます。私も数十回視聴しました。いつ見ても心穏やかになれます♪

 

 

◇スペシャル・サンクス賞 「スター・ウォーズ 全エピソード」

 

 スター・ウォーズ9つ目のエピソードが公開され、その歴史に幕を閉じました。オビワンを名乗る私にとっては、実に感慨深いことです。感謝の思いを込めて、特別に賞を贈りたいと思います。

 

 ありがとうスター・ウォーズ!さようならスター・ウォーズ!

 May the Force be with you !

 

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