「ロケットマン」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~


エルトン・ジョンの半生を描いた作品。

エルトン・ジョンを「キングスマン」の
タロン・エガートンが演じています。

この映画の監督の前作
「ボヘミアン・ラプソディー」は
どうしても観る気にならず(;´∀`)
大ヒットが気になりつつもスルーしたのですが

今回はミュージカルということで
興味が湧き、行ってきました~(*´∀`)

しかし…

恥ずかしながら…

エルトン・ジョンに関しての知識は
皆無!に等しい状態で観ました(;´∀`)

どのくらい皆無かと言うと…

エルトン・ジョンの最近で記憶に新しいのは
「キングスマン:ゴールデン・サークル」


ほんとに恥ずかしいのですが(;´∀`)

このド派手なエルトン・ジョンは
「キングスマン」の中で
こういう弾けた役をやってるとばかり(;´д`)

まさかエルトン・ジョンのキャラが先にあるとは思ってなかったのです(笑)

そのくらいの無知で観賞したのですが

それでも
とても良い映画でした(*´∇`*)

期待していたミュージカル部分に関しては
イマイチでしたが(;´∀`)

話の内容がとても良かったです。

ずっと愛に飢え
自暴自棄になり生きてきたエルトンが
本当の幸せに辿り着くまでの過程が
とてもよく描かれていました。

エルトンは
作詞家のバーニー・トピンと出会い
生涯の友となるのですが
彼とのストーリー、よかったです。

バーニー・トピンを演じていた
ロン毛のジェイミー・ベル
かっこよかったなぁ(役柄的に)

バーニー・トピンは
ゲイではなかったが
エルトンを人として愛していました。

男女間の愛に関わらず
人を愛する

真の愛とは
相手に何があっても変わらず
愛せることだなと

こういうのって
本当の愛なんだなと思いましたね。

エルトンが自暴自棄になって
バーニーに暴言を吐く。

でもバーニーは
それでエルトンを嫌いになったりしないんです。
彼のつらさとか、
彼のことを理解しているから
そんな彼を全て受け入れらる

受け入れた上で
愛を持って離れるわけです。

最近、そういう恋愛心理とか、
相手を本当に愛するとはどういうことかとか
たまたま見つけた記事とかから興味を持って
幅を拡げて読んだりしているもんで
このバーニーの愛が
非常に説得力あるものに感じました。

愛するとはいかにです。

一方で
愛を利用して、
相手を自分の私利私欲の為に使う
愛を知らない悪い奴もいるのです。

世の中
真実の愛に巡り会える確率よりも
こっちに巡り会ってしまう確率の方が
残念ながら多いでしょう

エルトンの場合もそうでした。

花開いたエルトンに近づいてきたジョン・リード と恋に落ちたエルトンは彼と恋仲になるけれど、マネージャーになり全てを仕切れるようになると態度が急変するんです。

見ていて、このジョン・リードのクソっぷりに
むちゃくちゃ腹立ちましたが、エルトンはかなりの長い年月、彼と共に過ごすんですよね。

自分をどんどん壊しながら

出会う人で良くも悪くも
人生が変わってしまうなぁと
つくづく感じたのでありますが。

そこからエルトンは立ち上がるんです。

親との確執や、恋人の裏切りなど
辛い人生を長年送ってきた彼が

立ち直るためにしたこと

それは
自分自身と向き合うこと
でした。

今、色々と読んでいるものの中に

うまくいかない人生を変えたければ
傷ついた状況から立ち直りたければ

それを周りの環境や人のせいにしたり
他人軸で考えて
周りを変えようとしても
同じことを繰り返すだけだと。

本当に変わるには
自分自身ととことん向き合うことだと
書いてあるのを多く目にしました。

エルトンがやったことは
まさにそれで

自分自身と
逃げずにとことん向き合った時
道は開けて
幸せをつかむことができるんだなと

今の私には
すごく説得力のある作品になっていました。


満足感・・・75%