6時過ぎに目を覚ます。朝の「歩き」に出掛ける。寒い。万歩計を付けて、近所をぐるりと歩いてくる。いつもの公園で、日毎に進む紅葉を眺める。朝日が眩しい。マンションに帰り、廊下から何気なく北山の方を眺めると、稜線が白くなっている。初雪が降ったのだ。とうとう雪が来たのか、と思う。季節は急速に冬を深めつつあるのだと思う。普段はたおやかな北山の様相が、雪によって随分厳しいものに変わっている。朝は晴れている空も、時間が経つにつれ、どんどん雲が厚くなり、やがて日射しもすっかり隠れてしまった。
昨日は、甥のコンクールの日。結果がどうなったか、気になり、演奏を聴き良いっているはずの姪に携帯を入れる。幸い携帯は通じて、姪のちょっと興奮した声が聞こえる。予選に通過して、本選出場がこの後3時半からだという。参加者60名で、予選通過者は10名。その一人に選ばれたのだ。かなりレベルの高いコンクールで、まず予選通過が第一目標だったので、第一関門を突破したことになる。電話で、良かった、良かったとやりとりする。本選の出場順は一番ということで、すでに次の演奏に向けて気合いを高めていることだろうと思う。本選の結果は5時過ぎに分かるということで、それを待つ。5時を過ぎても連絡が来ないので、6時過ぎにこちらから携帯とメールを入れる。やがて、返事があり、入賞は逃したとのこと。ただ、音の美しさは各審査員が一様に評価していたという。ご苦労様とねぎらって電話を切る。「疲れた」という携帯の向こうの姪の一言が本日の締めくくりであった。頑張ったね、と母と喜び合う。三人は、東京からの最終便で帰宅する事になっている。緊張と慌ただしさの二日間であったろうと思う。
朝方の夢。授業で手こずっている夢。大声で叫いているうちに目が覚める。かなわんな、と思う。何となく足先が冷たい。室内が冷え切っているのだろう。エアコンのスイッチを入れる。
今日は、京都の叔母が来ることになっていたのだが、都合で来られないと朝電話がくる。叔母にも今回本当に心配をかけた。