退院後、ずいぶんむさ苦しい様子のままなので、散髪へ行く。マンションの真下の小さな理髪店である。親父さんが、事情があって他の店の手助けに行っているので、若主人が理容の方を担当している。若いけれど、結構腕の良い理容師さんである。音楽の話やら、例の亀田親子や沢尻エリカの事、紅白の司会者のことなど、芸能ネタで話をしながら、調髪してもらい、顔をあたってもらう。すっきりとする。昨日は小春日和風でぽかぽかと暖かかったけれど、今日は雲が全天を厚く覆っていて、少々寒々としている。頭が冷たい。早々に帰宅する。
今までの生活なら考えられないことだけれど、NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてしゃん」を見るのが楽しみの一つになっている。へたをすると、朝2回見て、昼過ぎにさらに1回見るというような見方をしている。深刻すぎず、適度にギャグや笑いがあって、見ていて楽しいので(特に、今のところ深刻なもの、重たいもの、暗いものは見る気にならない)。
清水さんから今回予選を通過した「角川俳句賞」応募作50句を送ってもらう。なかなか面白い作品群であるけれど、自在な発想と表現のいつもの清水色が少し薄まっているところが気になった。その点は、清水さん自身も感じておられたようだった。今回の私の予選通過作も、いつもの自分の作に比べていかにも「俳句」という点が強く打ち出されていたような面があったし。ちょっと、微妙で複雑な気持ちではある。
宇多喜代子氏の『古季語と遊ぶ』を読んでいる。岩城先生も参加しておられる「あ」句会の作品紹介と鑑賞、ならびに古季語・難解季語の解説など。手練れの俳人達の、古季語・難季語との奮闘の姿が、大変面白い。一度に読むことがしんどいので、少しずつ少しずつ読み進めている。
昨日、朝・夕と二度「歩いた」せいか、今日は少々疲れ気味である。何となく雨が降り出しそうな様子でもあり、今日の「歩き」は中止しようと思う。