遠藤周作の著作をこのところ続けて読んでいて、ようやく3冊読み終わりました!
 


 


読んだ順番は、「フランスの大学生」→「留学」→「おバカさん」です。

「おバカさん」は日本が舞台の新聞連載小説なのですが、モニカさんやleelouxさんによると遠藤周作のエッセイが面白いとのことなので、割引価格だったこともあり読んでみることにしたのでした。

実際読んでみると最初に読んだ2冊と関連する事柄や描写も多く、この順番で読んでよかったなと思いました!

 

 

でも、ウィキペディアによると、発行された順番は、「フランスの大学生」→「おバカさん」→「留学」でした。。^^

 

 

 

1950年(昭和25年)
6月 - 戦後初のフランスへの留学生として渡欧。
10月 - リヨン大学に入学。
1951年(昭和26年)
夏 - モーリヤックの『テレーズ・デスケイルウ』の舞台であるランド地方を徒歩旅行。
1953年(昭和28年)
パリに移る。体調を崩し入院。
2月 - 帰国。
7月 - 『フランスの大学生』を早川書房より刊行。

 

『フランスの大学生』(1953年、早川書房)

 

1954年(昭和29年)
4月 - 文化学院の講師を務める。安岡章太郎の紹介で構想の会に参加し、知己を広げる。奥野健男の紹介で現代評論に参加し、6・12月号に『マルキ・ド・サド評伝』を発表。

 

『おバカさん』(1959年、中央公論社)

 

1959年(昭和34年)
11月 - マルキ・ド・サドの勉強/さらに理解を深めるために夫人を同伴してフランスに旅行、翌年1月に帰国。
1960年(昭和35年)
4月 - 帰国後に体調を崩し、東京大学伝染病研究所病院に入院。年末に慶應義塾大学病院に転院。
1961年(昭和36年)
1月 - 3回にわたり肺の手術を行なう。一時は危篤状態までに陥ったが、奇跡的に回復する。

 

『留学』(1965年、文藝春秋新社)

 

1965年(昭和40年)
- 新潮社の書き下ろし小説『沈黙』制作のための下調べ/取材で、三浦朱門とともに長崎・平戸を数回旅行。
1966年(昭和41年)
3月 - 『沈黙』を刊行。

 

『沈黙』(1966年、新潮社)

 

 

 

私の読んだ3冊には、フランス、キリスト教、肺病、サド、という関連がありました。

 

マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙 -サイレンス-」の重苦しさが苦手なので「沈黙」は読んでいないのですが、なんと、『ルーアンの夏』、『留学生』、『爾も、また』、という3部構成の「留学」の、真ん中の章の『留学生』がなんだか「沈黙」ぽい内容で、読むのが結構しんどかったです。。涙

 

あと、わたしはこれといってマルキ・ド・サドには興味がないのですが、これでもかというくらいに出てくるので、別にいらんけどな~と思いながら読んでいました。。^^

 

 

File:Sade Arcueil-Cachan Rose Keller, le dimanche de Pâques 3 avril 1768.jpg

 

「留学」の第1章と第3章は面白く読めたのですが、この第3章は特にマルキ・ド・サドの話が全開で、一七六八年の復活祭の日、彼はローズ・ケレルという乞食女をだまして、アルキュエイユの別宅に連れて行った。という一文がありますが、どうやらこの画像の家のようです。

 

遠藤周作が1959年11月にサドの研究をしに渡仏したときにきっとこのポストカードを見たのかもしれませんね!^^

 

この3冊の本には挿絵や地図、写真等が一切なくて文字だけだったので、いつか自分の理解の参考になるように調べてみようと思っています。^^

 

 

 

ところで、「おバカさん」を読んでいるときに、フランス語を知っていてよかったと思った瞬間がありました。

 

フランス語の単語をでたらめに並べて、いかにも談笑しているように見せかけているのである。

 

という一文があり、「フィス・ド・ピュタン・ド・クラボー」「カカ、メルド、ピピー」という記載を見たときに、目が点に、、!^^

 

クラボー」はちょっと意味がわかりませんでしたが、もしかしてフランス語を知らなかったら、友達にフランス語覚えたよとか自慢したりして恥ずかしい思いをしていたかもしれません、、^^

 

 

この「おバカさん」は、奇想天外な映画みたいなお話で、先が全く読めないのですごく気に入りました。

 

「フランスの大学生」と「おバカさん」は6年くらいしか離れていないのに、時代がまるっきり進んで、同じ日本語でも外来語や話し言葉等もかなり違うような気がしました。

 

フランスに住む留学生や日本人のあるある話(よい話も悪い話も)に共感したり、ストーリーの面白さだけでなく、時代背景の流れを知るのも面白いので、この3冊はかなりおすすめです!!

 

 

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ところで、次は同じく遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」を読みたいと思っていますが、ここでもやっぱりサド様が登場するみたいです。^^

 

美しいブロンドの髪とあどけない瞳を持つ14歳の少女が、オーストリアからフランス皇太子妃として迎えられた。少女はやがて、ヴェルサイユに咲いた華麗な花と呼ばれ、フランス最後の王妃として断頭台に消える運命にある……。フランス革命を背景に、悲劇の王妃の数奇な生涯を、貧しい少女マルグリット、サド侯爵、フェルセン、ミラボーなど多彩な人物を配して綴る、壮大な歴史ロマン。

 

 

王妃マリー・アントワネット(上)

王妃マリー・アントワネット(下)

 

 

 

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