すい臓がん発覚までの経緯・1 | 膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

膵臓がんがやってきた!! 〜いきなり闘病生活〜

2018年12月に48才で膵臓がん、膵頭十二指腸切除術(ステージ2b)、2020年5月、穿孔性腹膜炎で手術、再発判明。2021年3月、肝転移。治療法もなくなりそう。あとどれくらい生きられるだろう?

発覚までの経緯はこんな感じです。ちょっと長いです。

 

2018年11月中旬、これまでにない腹痛。

 

それまで、左上腹部の横行結腸がカクンと下行結腸に切り替わる場所あたりが、風邪などで痛くなることがあったのですが、このときは、夜中に、おへその右横あたりが、キリキリ痛みました。しかも、その痛みで目が覚めるくらいの痛み。

 

こんな場所が痛むことは今まで一度もなかったので、変だなと思いつつ、我慢して寝ると、翌朝には痛くなく、排便も通常どおりあったので、やはり風邪かな?で済ませてしまいました。

 

それが、2,3回続いたので、11月下旬に、消化器内科が専門の診療所を受診。

 

結果は、「風邪などのウイルスによる腸炎でしょう。」でした。

 

でも、今思えば、其の頃、尿は既に黄疸による真黄色を通り越した紅茶のような尿だったと思います。そして、便も毎回ではないですが、黄色みがかなりとれた白みがかったような色の便が出ることがあったと思います。黄疸という認識は全くありませんでしたが。

 

そうこうして、12月に入り、右腹の痛みはもうすっかりなくなっていましたが、12月15日土曜日のことです。

 

第六感が働いたというのか、やっぱり、便の色もなんとなくおかしいし、尿もあいかわらず紅茶色が続いている、で、なんとなしに、鏡で目を見ると、白目が黄色い!これってまずいのでは…?

 

恐怖にかられ、ネットで色々調べたら、まさしく黄疸の症状!肝臓に異変がある!?ということで、近隣に肝臓専門医が開業している診療所があったので、いてもたっていられず、診察してもらうことにしました。近くに肝臓専門医がいて、しかも、その診療所が土曜日の午後も診察していたのは、本当に虫の知らせというか、第六感が働いたとしかいいようがない…。運がよかった、と思いました。

 

その診療所でそれまでの症状を説明して、最近、尿の色が紅茶みたいになっている、白目も黄色いような気がすると話すと、先生は、血液検査をしてくれました。でも先生が診察してもすぐに黄疸だとは気が付かなったみたい。こちらから、気にしていること言ったらでは念のため血液検査しようとなったのでね。

 

結果は、恐ろしいことに、肝機能数値が

 AST 268、ALT 758、γ-GTP 872 というトンデモない数値。

9月の職場の健康診断では全く異常がなかったのに。

嫌な予感がしました。

 

先生曰く、

「急性肝炎を起こしていますから、今日中に大きい病院に行ってください、紹介状を書いて、連絡しておきますから。どこの病院がいいですか?肝臓なら私の出身の大学病院でもいいですが、ご家族のことを考えると家の近くの病院のほうがいいかもしれません。」

 

自分の顔が青ざめるのが分かりました。

 

先生からは入院して治療が必要ですと言われたので、結局、家の近くの大学病院への紹介状をお願いし、その日の夕方、救急外来へ行くことにしました。