​マシアで協力隊日本祭り!の準備  の巻




2024年6月20日


任地マシアで協力隊日本祭りが行われました。

隊員が主体となり、配属先(主に学校)で

子どもたちにや現地の人に向けて日本の文化を紹介しつつ、楽しんでもらおう!という催し。


私がモザンビークに来て約一年。

それまでにも各地で行われていて私もお手伝いに行ったりもしていました。


今回、同じ任地の隊員の学校でやろう!

となったのは、今年の3月頃。

せっかく任地に4人も隊員がいるし、

主催したら楽しそうだよね!

と言うところからスタートしました。


開催日は、どうやら初代大統領について考える日(?)ごめんなさい私もよくわかっていない笑笑

とりあえず学校でも催しがあるのでそれと一緒にやろうとの学校側からの提案でこの日になりました。


事前準備の段階から600人規模であることや、過去の日本祭りをみていてもモザン人とのコミュニケーションや感覚のズレからくるイレギュラー事件が予測されました。


と、まぁここまで考えつつ決まったのは、

体育館(屋根ついてる運動場)での出し物

理科実験、保健教育、環境教育、剣道演舞。

教室での日本文化紹介

お手玉あやとり、輪投げ射的、折紙、

日本語遊び、けん玉コマ。


そして今回は日本食を出そう!

と言う事になり、焼きそばを作る事に。


ここからが大変です。

まずここから、これらに必要な物の経費を申請してお金をJICAから貰わなくてはいけません。

これを現地業務費申請 といいます。

隊員が活動する上で必要になるお金を申請してもらうもので、あくまでも経費。

なので例えば、これが欲しいからお金をくれ!とか、道路作ってくれ。車買ってくれ。

と言ったことには対応できません。

隊員が使うものではなくなってしまうので。

(色々ややこしいけど興味あったら個人的に聞いてください笑笑)


そんなこんなで、私は料理担当になったので申請のため食材の見積もりを取りに行きました。

必要なのは

ニンジン20㎏ キャベツ30Kg 玉ねぎ20Kg

豚肉30kg 乾麺60袋 

ウスターソース(500ml)20本

旨味調味料22袋


これらは事前にうちで調理して計算した量です。

厄介なのは、2箇所で見積もり取らないといけないけど、片方では扱ってない物があったり、見積もり取った時にはあっても当日あるとは限らないと言うこと。


それでもなんとか申請して、こちらはゲットしました。


他の物に関しては他の隊員がやってくれましたが、首都まで行かなければ無い物なども多く、かなり苦労していました。


そこからは各々準備をします。

私に関しては体育館での出し物、保健教育も

やる事になっていたのでそちらの準備。

あとは各日本文化体験のポスター制作、日本の四季紹介文、輪投げ作り、お手玉つくり、あやとりつくりなど、最早工作隊員です。


まず保健指導ですが、内容は歯について。

歯磨きは大事!という認識はあれど、

まぁきったない。笑笑

去年ポリオワクチンの経口接種キャンペーンで

子どもの口の中ばっかりみてましたが、

見事にきったない。

と言うことで、やろうと思っていた活動をここに持って来ました。

ただ話してもつまらないだけ。

とにかくなにかインパクトを…!!

と言う事で作ったのがこちら。


まずは歯を制作。

私の工作はなんとなくのイメージから、作りながら色々考えるタイプ。笑笑


本当は色を塗りたかったのですが、絵の具もなかったので別用途で買っていたピンクの布を貼り土台にしました。


そして完成がコチラ。

とにかく両手を空けたい…

という考えのもと、顔はめパネルになりました

笑笑

割とわかりやすいでしょ?


虫歯菌やら汚れは取り外し可能です。

裏に針金を取り付け、土台にも引っかかるところをつくりました。


もう一つがこちら。

虫歯を放っておくと、色んな病気に繋がるんだぞ!!ということを伝えるのが今回のコンセプト。解剖図エプロンです。

意外とこだわらなければ服作れるかもな。

なんて思いましたね。

ただ手縫いなんで超疲れたけど。


とまぁこんな感じで自分の出し物関連を作り終え、次はお手玉です。

一回の体験で35人が基準だったので、1人2個使うとしても70個必要。

こちらもせっせと今までの余りカプラナ達で作り上げます。

手もげるかと思いました。

でも出来上がり可愛くて満足笑笑


ポスターも載せたいんですけどイラストを色んなところから引用してしまったもんで、なんかトラブルになっても嫌なのでやめときます。笑笑


輪投げに関してはダンボールで作った輪っかを別の日本祭りで使ったものをもらえたので追加で少し作ったのと、土台に関しては3台作ったんですが写真撮るのを忘れると言う失態。

無念。

けど、私まじでなんでも作れるかもな…

手先だけは器用に産まれてきたな。

と自負する出来栄えでした。

自画自賛笑笑


こうして準備は完了!と思っていたら…


まぁトラブルなんてのは直前に起こるもんなんですよね。


まず。

学校から借りられる予定だった大鍋が借りられないと言われ、皆んなで必死に探します。


そして、

作ったお手玉、マシア日本祭り直前に行われていた別の日本祭りで貸し出し、さらに主催学校でリハーサルとして遊ばせてみたらしく、その時はお手玉と言うより雪合戦状態だった様で、なんと9割が中身でたり破けてたりの大破損。


さらに

手伝いに来てくれる他の任地の隊員たちの体調不良等による人員編成変更


食材調達における予定のものが売っていない、別の店を探してまわる、代用品を見つける


それに加えて予定していた仕事

お手伝いの隊員が泊まるホテルとの調整と事前注文しなければならない食事の手配


彼らが巻き起こったのは祭り当日3日前です。


もうね、死ぬかと思いましたね。

ちょうどと言って良いのか悪いのか、

私の活動はまたまた足止めをくらっていて数週間ずっとできていなかったのでそれは幸いだったのですが、何せ終わりません。


同居人 衣織と共に3日間平均睡眠3時間、

毎日レッドブル(何年かぶりにのんだ)をのみ、

必死こいてこなしました。


他にも細々と色んな事はあったんですが、とりあえず大きなイベントはこんな感じかな。


準備だけで長文になってしまったので、

次回、当日についてを書きます!

波乱の当日やいかに?!笑笑