私は決算特別委員会で、小金井市の認可保育園の整備が26市と比較して遅れていることを指摘し、認可保育園の増設を要求しました。

私の質疑の大要は以下の通りです。

小金井市の児童福祉費は、多摩26市の中で最下位です。何が原因が現在調査中ですが、

一つ判明したことは、認可保育園の整備が他市と比較して低いことです。

下のグラフは、公益法人東京市町村自治調査会が調査した「多摩地域データブック」から、私が独自に計算してグラフにまとめたものです。

(多摩自治調査会のホームページは以下の通りです。
多摩自治調査会ホームページ)

26市認可保育園の整備状況について

26市の認可保育園の入所児童数と保育サービスの総利用児童数をもとに、計算した認可保育園利用児童の割合です(認可保育園の利用人数÷認可外保育を含む保育サービスの総利用人数)。

小金井市は、下から3番目に低い市です。

ちなみに武蔵野市が最下位ですが、武蔵野市は認可着保育室に入所する児童の保護者の助成金が他と比較しても抜群に充実しています。

認証保育所は保育料が高いために、子育て世代にとっての負担は重く、負担の軽減が求められています。
認可保育園を増設する必要があるのではないか?と質しました。

これに対し、市長の答弁の大要は以下の通りです。

「多摩26市の中でどこにランク付けされているのかというのは参考にしていかなければならない。認証の場合には事業者が出しやすい。認証という流れがあった。指摘されるようなことはあった。一般会計による他市との比較というのは今後の参考にさせていただきたい」

「認可であろうと認証であろうと、とにかく待機児解消。今後、適宜活用させていただいて、対応させていただきたい」

ということでした。

これは、市と市議会が共通の認識しなければならないことです。児童福祉費が最下位という汚名を挽回しましょう。