“障害者が暮らせる新法を”=きょうされんが全国20ヶ所で署名・宣伝行動で訴える!


全国の小規模作業所などでつくる「きょうされん」は9日、全国20ヶ所の街頭で、「障害者自立支援法廃止後の新法で、障害のある人もない人と同じように暮らせる社会へ」と訴えて、国会請願署名活動を行いました。


東京・新宿駅西口前では、リレートークも同時に行われました。きょうされんの藤井克徳常務理事は、国が自立支援法廃止を閣議決定している一方で、同法「改正」で済まそうとする動きにふれ「よりよい日本社会へつながる障害者問題の解決のため、新法制定を求める署名に協力を」と訴えました。脚本家のジェームス三木さんもマイクを握り、「子孫にいいバトンを渡そう」と、署名と募金を訴えました。


日本共産党高橋ちづ子衆院議員 は「障害のある当事者が参加する政府の障害者制度改革推進会議・総合福祉部会が取りまとめた『骨格提言』を全面具体化した新法を実現するためにがんばる」と決意を述べ、署名への協力を呼びかけました。


道行く人に署名と募金を訴えた伊藤孝祐さん(39)=練馬区=は「自立支援法で工賃を月2万円くらい減らされたし、多くの仲間が辞めていった。新しい法律にして、利用料を払わず働けるようにしたい」と話しました。


きょうされんは3日から9日までの障害者週間にあわせて11日まで、「がんばるWEEK」として全国61ヶ所で同行動を行います。

【2011年12月10日付「しんぶん赤旗 」に掲載】



松下ゆたかのコメント超党派の運動で、新法の『骨格提言』が取りまとめられました。もし、解散・総選挙が執行された場合、新法が流れてしまう恐れがあります。何としても通常国会で成立できるよう、『一点共闘』でがんばりましょう。