Q 米国産牛肉の輸入規制の緩和を政府が検討しているって?
A 先の日米首脳会談で、米国産の輸入制限の緩和を要求され、政府は規制を緩和する検討をはじめた。

Q これまでの規制って?
A  BSE(牛海綿状脳症)の安全対策として、米国で2003年にBSEが発見された後、日本は米国産牛肉の輸入を制限した。ところが、米国の圧力を受けた 日本政府は、05年、国内の反対を押し切って月齢20ヶ月以下の牛で危険部位を取り除いた牛肉に限って輸入を認めた。さらに、現在、月齢30ヶ月以下に広 げることを検討している。

Q 米国はほかにも輸入で要求しているの?
A 「食品添加物や残留農薬の規制は厳しすぎる」。大腸菌がついていた米国製冷凍ポテトの輸入を日本が拒否したのはけしkらんととまで言っている。

Q 日本がTPPに参加したらどうなるの?
A 日本独自の衛生基準が攻撃対象になる、独自の基準は自由貿易の妨げになるというのが米国の言い分。米国の基準が押し付けられる恐れがある。食の安全のため  にもTPPに参加してはいけない。

【10月23日付「しんぶん赤旗 」掲載】