1月12日(水)の夕方、宮原駅東口に行ってみたところ、民主党が先に来て宣伝行動をしていた。

 見たところ、国会議員も予定候補もいない。会社員風の男性数人がチラシを配りながら、演説原稿が書いてあると思われる紙片をみながら、「こちらは民主党」と声を出している。


 しばらく聞いていたが、行政改革でがんばっていると言いたかったようだ。その話のなかで、「通常国会が開かれたら、衆院の定数を80削減する法案を提出する」と言い出した。そして「将来は完全小選挙区制を実現していく」とまで言い出した。


 マイクを持っている青年は、書いてある原稿をそのまま読んでいるので、本人がどこまで理解して話しているのかは定かではない。


 しかし、訴えている中身は重大である。仮に、完全小選挙区制が実現したとすると、1人区で勝てる民主党と自民党以外の政党に所属している政党の国会議員は、限りなくゼロになるであろう。


 その民主党と自民党は、財界に育てられ大企業のために働く“御用政党”であることがいよいよはっきりしてきている。つまり、完全小選挙区制の実現は、「財界独裁政治」に直結する。


 そんな反動的なことを、駅頭で自慢げに話す民主党に大きな不信感がわいた。「そんなことを話す前に、話すべきことがあるだろう」と思った。


 「選挙での公約を投げ出してごめんなさい」と国民にまず謝罪するべきではないか?自民党に限りなく回帰したと言われる民主党は、国民感情まで理解できない「KY政党」になったようだ・・・