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《中国最新情報――編集者コラム》

メールマガジン《中国最新情報》の編集者コラムを移植したものです。

 中国でのコンピューターやネットが普及していくことでどんどん新しい言葉が出てくるわけですが、そのものの概念を把握しキャッチアップするのはなかなか大変です。実際には新しい言葉というのは文章中に分かち書きもされずに埋没しているわけなので、どこが単語の区切りかを知ることから始めないといけません。
 日本語では平仮名と片仮名と漢字の使い方で品詞の見当がつき、助詞が一つのマーカーになりますが、中国語では必ずしもその手のマーカーが十分でない(私がわかっていないだけかもしれない)こともあり、適当な漢字を拾ってググって確認――みたいなことを結構繰り返しています。
 せめてこれは固有名詞で、人名で、商品名で、何か略称でというのになれてくればいいなと思うんですが、結局、このコラムの冒頭に戻るような感想しかなく、やってもやっても新しい言葉が出てくるのでした。(ま)
 珍しく並べる記事が4つだけでした。この間、一人っ子政策の話や11月11日の話もあったのにどうも済みません。次回はどちらかを並べたいと思います。
 さて、週末は埼玉県大宮近郊の文化祭行事で、中国とは全く関係のない、本業に関係する展示物を並べて店番をしていました。
 そのイベントは例年それなりに大盛況だったんですが、今回は来場者が目に見えて少ないものになりました。来場者が少なかったのは天気と当日が埼玉県民の日だったせいですが、ゆるキャラショーも閑散として、人気展示であろう鉄道模型などにも来場者が少ないのだから、もっとマイナーなものを並べた私の展示物のところは相当寂しいものになりました。だめもとでもここでも宣伝しておけばよかったのかなとか思いました。(ま)
 チャンスがあってベルリンに行ってきました。ベルリンの壁が崩壊したというニュースを当時見ていた世代としては、実際にその未来を見に行くということは大変意義深いものでした。ベルリンの壁は落書きされ過ぎた壁として残っていて、真贋不明な壁のかけらがお土産として売られていました。私がイメージしていたものとは随分違っていましたが、中国が好んでいるであろうドイツの歴史の展示とかもいろいろ見てきました。
 旅先が先進国の首都なので、さすがにどれも便利ですごい快適だったのですが、博物館や美術館が用意する音声ガイドがいまいちでした。延々と聞いていかないとそもそもそれが何であるかが示されないし、話が区切りなく続くため、駆け足の旅行ではかえって邪魔になりました。日本の最近の音声ガイドは30分ぐらいで終わるコンパクトさで、声にもそれなりの人が起用されていて、実は相当よくできたものだったと気づきました。(ま)

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