今回は先日行われました、コアコンシンポジウム2017での対談の模様をご紹介いたします。

 

脳血管疾患を患い、一度は医師から死を宣告された原田さん。

今回の対談ではともにリハビリと向き合うマスタートレーナーの中鶴真人さん(作業療法士)と発症から現在までを振り返りました。

 

当日司会を担当された松山裕さんに、原田さんの症状改善の要因をダイジェストでお話しいただきました。

 

松山裕さんは整形外科中心の病院で、コアコンディショニングの考えに基づき、急性期~慢性期までのリハビリ治療に従事されています。

2017年度よりJCCA運営委員としても活動しており、コアコンディショニングの普及のために全国各地でセミナーを開催されています。 

 

原田さんが脳血管疾患による後遺症からの回復した要因

今回ご登壇いただきました原田さんが発症した脳血管疾患は、死亡原因の第3位の疾患で、総患者数は全国で118万人に上なるそうです。

 

中鶴さんに原田さんと出会った当時の様子をうかがうと、車いすからベッドへ移ることも、車いすで座った姿勢を保持することも難しかったそうです。

 

対談を進めていく中で、そのような状態から原田さんが回復することができた大きな要因として、以下の3点であると感じました。

 

1.ベーシックファウンデーションのベースは、すべての人に当てはまるコアコンだから

 

2.原田さんが効果を体感でき、意欲的にリハビリに取り組めたから

 

3.ご家族と共にセルフコンディショニングができたから

 

1.ベーシックファウンデーションのベースは、すべての人に当てはまるコアコンディショニングだから

中鶴さんは原田さんの状態を確認した上で、まずはベッドやいすが中心だったリハビリを、床に降りて行うことから始めました。

 

リハビリにはストレッチポールを活用し、ベーシックファウンデーションを実施、2.3ヶ月で座った姿勢を保持しやすくなり、床の上でいざる(座ったままで進む)ことも可能になってきました。

 

ベーシックファウンデーションは医療系国家資格保持者限定のセミナーということで特別なイメージを持たれることが多いですが、実際に行っていることはコアコンディショニングそのものです。

 

発育発達の原理を把握した上でリハビリを行ったことが効果を引き上げた要因だと感じました。

 

2.原田さんが効果を体感でき、意欲的にリハビリに取り組めたから

ベーシックファウンデーションを繰り返し行うことで、原田さんご自身も効果を実感されていました。

 

ストレッチポールをリハビリに導入してからどのような変化があったかお聞きしたところ、

  • バランスが良くなり、体幹が安定する感覚が自覚できる。
  • 精神的にも前向きになる感覚がある。
  • 「リハビリを行わないといけない!!」というプレッシャーがなくなった。

と答えていただきました。

 

はじめはバランスがうまくとれず、不安を感じたようですが、リハビリを重ねるうちに徐々に慣れていったそうです。

 

対談の中で印象的だったのは、ストレッチポールを使ったリハビリを、「行わなければいけない」ではなく、「普段の生活で当たり前に行うもの」と捉えて取り組むことができるようになったとお話されていたことです。

 

効果が実感しやすく、さらに簡単に取り組みやすい内容であったこと、つまり、コアコンディショニングの「安全性、再現性、簡便性」という原理原則は、クライアントにとっても非常に大切なことであると感じました。

 

3.ご家族と共にセルフコンディショニングができたから

原田さんは毎日奥様のサポートのもとリハビリを続けました。

ストレッチポールに乗ってエクササイズを行い、奥様と一緒に床から立ちあがることもできるようになりました。

現在はベッドを返却し、布団の上で生活を送っています。

 

そうすることで布団での生活そのものがリハビリとなり、ベッドを返却する前よりも、さらに状態が良くなったそうです。

 

床の上で手を離してバランスを取ることができるようになり、ストレッチポールもひとりで降りることができ、床に座った状態を保持できるまでに回復されました。

 

ベッドを返却する経緯を中鶴さんにうかがったところ、奥様が、原田さんが立ち上がるのを一人でサポートできるようになったことで、ベッドなしで生活ができると確信したそうです。

 

ご家族と一緒にセルフコンディショニングに取り組んだことが回復へと向かう要因でした。

 

まとめ

最後に「中鶴さんと出会う前までのリハビリは、家族では手伝うことができなかった。でもストレッチポールは家族で一緒に取り組むことが可能で、効果が実感しやすいことが魅力です。」

とお話いただきました。

 

コアコンディショニングの理論を理解することで、家族と一緒に効果的なセルフコンディショニングに取り組むことができます。

 

原田さんのリハビリは始まったばかりですが、今後の体の変化がとても楽しみです。

 

ベーシックファウンデーションとは

対談の中で中鶴さんが原田さんへ指導された内容は、コアリコンディショニングベーシックセミナーでより詳しく学ぶことができます。

 

セミナーで学ぶリハビリパッケージ「ベーシックファウンデーション」とはストレッチポールを使って徒手介入のもと正中感覚を獲得し、基本姿勢を取れるようにすることを目的としています。

▲セミナーの様子

 

ストレッチポールの乗り降りを安全に行うことができるようになり、骨盤、膝、胸郭、首をコントロールすることで基本姿勢を目指します。

 

姿勢や歩行機能の改善を行うことで介助量などにも変化が起こります。

即時効果があり、クライアント自身が変化を体感できることが最大の魅力です。

 

治療×ストレッチポールのアプローチに興味がある方

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