7月17日(日曜日)函館競馬場でサマー2000シリーズ、芝2000mのハンデ重賞・函館記念が行われます。





昨年の函館記念はトーセンスーリヤが優勝。





発走は15:45です。

ハンデ戦です。







函館競馬伝統のハンデ重賞!/北の大地に多士済々なメンバーが集結!!


函館記念は1965年に4歳(現3歳)以上のハンデ重賞として創設されました。

創設から3年は芝2400m、1968年以降は芝2000mで実施されています。

2006年よりサマー2000シリーズ第2戦に指定されました。

歴代優勝馬にはエリモハリアー、サクラオリオン、トランスワープ、トウケイヘイロー、ラブイズブーシェ、ダービーフィズ、マイネルミラノ、ルミナスウォリアー、エアアンセムなど。


荒れる印象が多い夏のハンデ重賞、その中でも一際荒れる印象が強い函館記念。

過去10年1番人気馬の馬券内は2019年のマイスタイル(1着)1頭のみ。

二桁人気馬の食い込みが非常に目立ち、昨年は2着が14番人気、3着にも12番人気が入り、一昨年は15番人気が優勝、2着に13番人気で、三連単は340万超えの大波乱になりました。

馬券のポイントとしては函館・洋芝巧者を狙うのはもちろんですが、気になった馬は人気に関わらず手広く押さえるべきでしょうね。




◎8スカーフェイス

◯10ウインイクシード

▲5マイネルウィルトス

△9アラタ

△14サトノクロニクル

△12サンレイポケット

△4アイスバブル

△3フェアリーポルカ




近走は重賞での健闘振りが目立つ◎スカーフェイス。
3歳時にはLプリンシパルステークスに出走、この時は7着に敗れたが、以降は自己条件で力を付け、昨年11月にオープン入り。オープンクラス編入後はGⅢチャレンジカップで上がり最速タイの脚で5着、今年の初戦G中山金杯ではスローな流れを上手く馬群で折り合うと、直線は大外に持ち出して追い込み、接戦の2着争いを制した。2走前のGⅢ小倉大賞典は4コーナーで少し他馬に寄られるロスがあったが、ラストは良い脚で伸びての5着、前走のGⅠ大阪杯は枠順を生かした騎乗でインコースから渋とく伸び、15番人気ながら上がり最速タイの脚で0秒5差6着と大健闘と言える結果を残した。函館コースの洋芝は初めてになるが、重馬場で優勝経験があるし、2走前も稍重の馬場でスムーズさを欠きながらも良い伸びを見せており、力の要る芝に対する適性は高いだろう。斤量55キロは魅力だし、後は展開さえ向けば。




2019年8月の札幌で準オープン戦を優勝し、オープン入りを果たした◯ウインイクシード。
オープン入り後は重賞での優勝は無いが、2着1回3着2回と活躍、昨年夏以降から成績は落ちてはいるが、前走の巴賞では好位を追走、3~4コーナーから積極的に仕掛けて直線で一旦は先頭に立つ勢い、結果4着に敗れたが、ラストまで渋とく粘る好内容だった。前走久しぶりの洋芝・函館コースを使って予定通り中1週でのGⅢ函館記念出走。これまでの函館・札幌の成績通り洋芝は上手く、今回は初のブリンカー着用になるが鞍上は好感触を掴んでいる様子。ブリンカー効果で前走以上に粘り強さを発揮出来ればここでの期待も十分に持てそう。




未だ今年4月のL福島民報杯での大差勝ちが印象的な▲マイネルウィルトス。
L福島民報杯を圧勝して挑んだ昨年のGⅢ函館記念では3番人気に支持され、道中の運びは悪くは無かったが、直線は伸びを欠いて8着。続くGⅡ札幌記念は11番人気と一気に評価は落ちていたが、強力GⅠホース相手に4着と健闘した。秋のGⅡアルゼンチン共和国杯は後のGⅠジャパンカップ2着、海外重賞勝ち馬オーソリティの0秒4差2着、GⅢチャレンジカップ、GⅡ日経新春杯はともに6着だが、レース振り自体は悪くは無かった。馬体を絞って挑んだ前走のGⅡ目黒記念は持ち味である持久力を生かす積極的な競馬で3/4馬身差の2着。洋芝コースは条件戦で好走歴があるし、不良馬場のL福島民報杯のパフォーマンスを考えれば得意な部類に入るだろう。自分からレースを動かしていく形が持ち味だけに、昨年は敗れているが、函館競馬場のコース形態的には合うはず。








馬券はスカーフェイス中心の三連複で買いたいですね。