5月18日(水曜日)川崎競馬場で南関東所属馬による1600mの重賞競走・川崎マイラーズが行われます。





昨年の川崎マイラーズはモジアナフレイバーが優勝。





発走は20:10です。

地元・川崎、浦和各5頭、大井4頭の計14頭で争われます。






SⅢ戦ながら豪華メンバーが揃った南関マイル重賞


川崎マイラーズは2009年に創設された3歳以上の南関東所属馬によるマイルの重賞競走。

レースの名称通り、創設から川崎競馬場1マイルで実施、南関東重賞格付けはSⅢ。

GⅠ/JpnⅠ競走などへ向けた直接的な前哨戦などではなく、秋のマイル前後の大舞台に向けて飛躍を目指す馬達による重賞競走といったところでしょうか。

過去の優勝馬にはノースダンデー、ザッハーマイン、カキツバタロイヤル、サトノタイガー、ソルテ、ウェイトアンドシー、キャプテンキングなどがいます。


今年は連覇を目指すモジアナフレイバー、長く路線のトップホースであるグレンツェント、他にも東京ダービー馬、羽田盃馬が出走するなど、SⅢ重賞とは思えない豪華なメンバーが揃いました。

同じマイルのJpnⅠかしわ記念後の重賞になりますが、出走馬の顔ぶれから、流石に層が厚い現在の南関重賞戦線。

古豪が貫禄を見せ付けるか、それとも新たに南関重賞戦線のトップホースとして名乗りを挙げる馬が登場するか、非常にレースが楽しみです。




◎13モジアナフレイバー

◯11チサット

▲6グレンツェント

△3コズミックフォース

△12ファルコンウィング

△4ルイドフィーネ

△2ゴールドホイヤー




昨年の優勝馬で川崎マイラーズ連覇が懸かる◎モジアナフレイバー。
これまでGⅠ/JpnⅠでJRAの一線級相手に上位争いを演じて来た古豪。
今年は7歳になったが、1月のJRA東京・GⅢ根岸ステークスではスタートで遅れながらも、直線では馬群を捌いて上がり36秒0の脚で追い込み、勝ち馬から0秒6差7着と健闘。
前走の京成盃グランドマイラーズは好スタートから先団インコースを追走してレースを進めるも、積極的な先行策が裏目に出たのか4着。
本来はある程度脚を溜める競馬の方が合うと思う馬で、逆にスタートから押して先行する競馬で勝ち馬から0秒5差ならそこまで悪い内容では無い。
昨年はスタートで大きく出遅れ、道中は馬群を捌きながら前へ進出、3~4コーナーから外へ持ち出して直線を向くと、1頭次元が違う脚で楽に突き抜けた。
昨年の川崎マイラーズや過去に出走したJpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯の走りからマイルはベスト。
登録のあったJpnⅠかしわ記念を回避してのレースだけに勝負度合いは非常に高そう。




ホッカイドウ競馬から昨年大井に転入、3連勝で重賞・京浜盃を優勝した◯チサット。
1番人気に支持された羽田盃はアランバローズが後続を引き放して逃げる展開を3コーナー手前辺り、早めから脚を使い続けて直線半ばで一杯になってしまい4着、巻き返しが期待された東京ダービーは早めに手応えが怪しくなり、結果9着に敗退。
東京ダービー以来の休み明けになったブリリアントカップトライアルは好位追走から直線インコースから渋とく食い下がって僅差3着。
叩き2走目の前走は好スタートから先行、3コーナーから早くも先頭に立つと、直線では楽に後続を引き放し、ゴール前では手綱を抑える余裕を見せて完勝。
マイルは3戦3勝、楽に先行出来るスピードがあるし、羽田盃や東京ダービーのレース振りを見ても距離は現状ベストに感じられる。
京浜盃で後のダートグレード競走2勝馬・イグナイターを抑えて優勝している事からも能力は非常に高いはずで、もっと上を目指せる馬。
左回りさえ上手く対応出来れば。




JRA在籍時の成績を持ち出せばメンバー中実績は最上位の存在と言える▲グレンツェント。
一昨年の川崎マイラーズで転入後、南関重賞初制覇を飾ると、以降もスパーキングサマーカップ優勝など、南関東の1400m~1600m路線のトップホースの1頭として活躍。
今年は9歳になったが、2走前のオープン特別で着差以上の貫禄勝ち、前走の京成盃グランドマイラーズは脚質的にも馬場状態が応えた感じでの6着なら、そこまで悲観するレースでは無いし、極端な能力の衰えは感じさせない。
川崎1600mは(3・0・1・0)と自身が最も得意とする舞台設定と言っても過言ではなく、ここは前走からの巻き返しが大いに期待出来そう。







馬券はモジアナフレイバー、チサット中心の三連単で買いたいですね。