2月19日(土曜日)東京競馬場で芝3400mハンデの重賞競走・ダイヤモンドステークスが行われます。
昨年のダイヤモンドステークスはグロンディオーソが優勝。
発走は15:45です。
ハンデ戦です。
1番人気が強さを見せているマラソンレース 2、3着には人気薄を警戒
ダイヤモンドステークスは1951年、中山芝2600mの重賞競走として創設。
1965年に中山芝3200mになると、その後距離は変わらず、東京→中山→東京と競馬場を幾度と変更され、2004年からは現在の東京芝3400m戦に落ち着いています。
歴代の主な優勝馬にはイングランディーレ、マッキーマックス、トウカイトリック、フォゲッタブル、アドマイヤラクティ、フェイムゲームなど。
ダイヤモンドステークスの位置付けとしては芝3200mのGⅠ天皇賞・春へ向けたステップ競走にはなりますが、有力な長距離馬にとってはGⅡ阪神大賞典、GⅡ日経賞が主要な前哨戦になります。
ハンデのGⅢ競走という事でGⅠ天皇賞・春への直結度はそこまで高いとは言えませんが、過去10年で1番人気馬は(6・2・0・2)と強さを見せているレース。
しかし、2、3着には穴人気の食い込みが多く、どちらかと言えば波乱傾向もある難しいレースです。
予想する上でのポイントは、格下感がある馬でも純粋にこのレースを目標にして来たであろう馬の見極めでしょうか。
◎10レクセランス
◯3ヴァルコス
▲11カウディーリョ
△5カレンルシェルブル
△6トーセンカンビーナ
△7ヴェローチェオロ
△13ゴースト
△9テーオーロイヤル
デビューから3連勝、Lすみれステークスでは後のGⅠ菊花賞でコントレイルの2着に詰め寄ったアリストテレスを破った事もある◎レクセランス。
クラシック三冠戦線では好結果を出せなかったが、昨年春辺りから徐々に復調気配を見せ、秋にはGⅡアルゼンチン共和国杯で4着、今年も前走の3000m戦・万葉ステークスでアタマ差の2着と非常に良い走りを見せている。
復調して来たのはもちろん、3歳時のGⅠ菊花賞こそ16着に敗れているが、昨年からの2500m~3000mまででのレース振りから長距離適性は高い。
脚を溜めれば終いは確実に伸びてくるし、多少馬場が渋っても対応出来るだろう。
本命レクセランスと同じ〝コントレイル世代〟の5歳馬◯ヴァルコス。
3歳時から長い距離を意識して使われ、ゆきやなぎ賞優勝、続くGⅡ青葉賞はオーソリティのクビ差2着と2400m戦で続けて好走。
GⅠ東京優駿・日本ダービーこそ14着に敗れたが、秋のGⅡセントライト記念5着、GⅠ菊花賞8着、ともに着順ほど悪い内容ではなかった。
脚部不安からの復帰戦は7着、叩かれた前走のGⅡステイヤーズステークスは3番人気に支持され8着に敗退も、上がりはしっかり脚を使っており、休養明けから3走目の今回は更に反応は良くなってくるだろう。
3歳時は2勝クラスを優勝しGⅠ菊花賞にも出走した▲カウディーリョ。
4歳初戦でオープン入りを果たしてからは中々勝てない時期が続いていたが、昨年の札幌2600mの丹頂ステークスでオープンクラス初勝利をあげた。
GⅡステイヤーズステークスは1番人気に支持され案外な7着、少し間隔が開いたのが影響したか。
前走の万葉ステークスは3000mとしては1000m通過60秒3という速いペースで流れ、上位は差し・追い込み勢で決着、先行脚質のこの馬には厳しい形になった。
平坦コース・洋芝札幌のイメージが強い馬だが、中山でも勝ち星があり、府中の2400m戦・Lメトロポリタンステークス0秒1差4着があるように決して坂のあるコースをこなせない訳では無い。
今回はトップハンデと言っても56キロならそこまで気にする必要は無いし、人気が一気に下がるここはもう一度見直したい。
馬券はレクセランス中心の三連複で相手は手広く押さえたいですね。

