明日、名古屋競馬場で西日本6県交流のダービー競走・西日本ダービーが行われます。
昨年の西日本ダービーはエアーポケットが優勝。
発走は16:35です。
地元・名古屋5頭、高知、兵庫、佐賀各2頭、金沢1頭の計12頭で争われます。
西日本地区の地方生え抜き3歳馬による大一番・西日本ダービー。
西日本ダービーは2016年に創設、園田→佐賀→金沢→高知→笠松→名古屋の順で持ち回りで実施。
毎年西日本各地区から好メンバーが揃う重賞競走ですが、今年も兵庫の3歳ツートップを初め、非常に興味深い馬達が出走。
それにしても気になるのは西日本ダービーの優勝賞金。
参考までに今年の西日本各地区のダービーの優勝賞金は。
兵庫ダービー・2000万円
高知優駿・1000万円
東海ダービー・800万円
九州ダービー栄城賞・800万円
石川ダービー・700万円
そして西日本ダービー・500万円、、、
地方生え抜き限定とはいえ、どの地区のダービーよりも低い賞金設定。
個人的には面白い重賞競走と思うんですが、西日本地区の3歳総決算的なレースでこの賞金額は少しおかしく感じるのは自分だけでしょうか?
今年は優勝賞金2000万円の兵庫ダービー馬が出走して来ましたが、自分が兵庫ダービー馬のオーナーならここを目標にはせず、あくまでも目標レース前の叩き台くらいの感じで使う程度ですね。
条件設定は面白いレースなので、賞金額を増額すれば更に好メンバーになりそうなだけに非常に勿体ない気がします。
前置きが長くなりましたが、それでも各地区から面白いメンバーが揃いましたし、全国交流重賞・ダービーグランプリへ向けても注目のレースです。
それでは西日本ダービーの予想を紹介します。
評価順で。
◎2スマイルサルファー
◯11シェナキング
▲3ブンブンマル
△1ブラックマンバ
△12スプリングメドウ
△8インザホッパー
本命はスマイルサルファー。
兵庫からの遠征馬で、当地の3歳頂上決戦・兵庫ダービーの優勝馬スマイルサルファー。
デビューしてからも早くから兵庫3歳主要レースで上位争いをしていたが、距離が長くなって更に持ち前の末脚が生きてくるようになった。
真価が問われる一戦となった前走の大井・黒潮盃では道中最後方近くから直線渋とく脚を使って6着とまずまずの内容・結果を残した。
ハイレベルな南関の重賞レースでの経験は今回に確実に生きて来そうだし、何よりメンバーは前走に比べてかなり楽になる。
小回り名古屋コースなら兵庫ダービーの時のような位置で、前を射程に入れながらレースを進めれば問題無い。
後はこれ以上馬体が減り続かなければ。
対抗はシェナキング。
スマイルサルファーと同じく兵庫所属馬で、当地三冠の初戦である菊水賞の優勝馬。
兵庫ダービーはゴール前3頭接戦の末惜しくも2着だったが、1~3着は同タイムで勝ちに等しい内容と言える。
前走金沢に遠征してのMRO金賞ではベニスビーチ、石川ダービー馬アイバンホーなどの強豪を抑えて優勝、重賞2勝目を飾った。
前走を見ても追って渋といタイプだし、スマイルサルファー同様に距離が伸びて良さが生きてきた馬で、追わせる吉村騎手とも非常に手が合う印象。
前走に続いての同距離・1900mは良いので、後は外枠からスタートを決めて好位を確保出来れば当然ここでも勝ち負けだろう。
地元・名古屋勢なら実績的にブンブンマルが上位になる。
今年は3月までに重賞3連勝、一時は東海地区3歳No.1と言える存在だったが、JRAから転入してきたトミケンシャイリに連敗。
それでも連続しての2着と強さを見せているし、東海地区3歳No.2なら当然軽視は出来ない。
1600mくらいがベストな感じはするが、ロス無く立ち回れる好枠を生かせれば好勝負可能だろう。
馬券は兵庫の2頭を1着固定にした三連単で買いたいですね。

